私の大学生時代の友人に"みゆきちゃん"という,モデル並みに小顔で背の高い美人さんがいる。
彼女は話が上手なだけでなく,話すのがあまり得意でない人から話を聞き出すこともひじょうに上手い。
昔から,その場にいるみんなが「楽しかったぁ♪」と思ってお別れ出来るような,そんなふうに話を盛り上げ,誰もが話上手になれるように気を配れる素敵な女性。
私は彼女の面白い話を聞くのが楽しみで出掛けたのだが,まず,彼氏と出掛けた某アジア国での旅行中のエピソードがそりゃあもお凄かった。
夕食を済ませてホテルへ戻る際に,みゆきちゃんはタクシーを使いたかったのだが,彼氏は「現地の人と同じようにバスに乗ってみよう」と提案。
バス停に着くとまだ誰も並んでおらず,「私たちが先頭だね♪」と言いながらキャッキャ・ウフフとバスを待った。
そのうちだんだん後ろに人が増えて来始め,ざっと20〜30人くらいになったろう…というところだったのだが,先頭に並んでいる自分たちが間違いなく一番先に乗車出来ると,そのときは普通に信じて疑っていなかった。
日本人の感覚でいえば,当たり前だと思う。
それが,である。
バスが到着し,彼女らの目の前に止まり,ドアが開いた。
彼女らとバスとの間はたったの30cmほど。
なのに。
その瞬間,後ろから次々と,怒濤のように現地の人たちが割り込んで来て,弾き飛ばされたという。
「何が起こったのか,全く解らなかった」
みゆきちゃんは言った。
先頭に立っていた自分たちが,やっとの思いで最後に乗車するしかなかったばかりか,彼氏はドアに挟まれすらしたのだという。
(あべし!!)
(ひでぶ!!)
2人は死ぬかと思うほどの勢いで押しのけられ,弾き飛ばされ…
ようやく乗車したらしたで,次のバス停からも怒濤のように人が乗り込んで来て,バスの中はさながら阿鼻叫喚の地獄絵図。
「だから,私はタクシーにしたかったのよ!!」
半死半生の思いでホテルに着いたみゆきちゃんは,そう彼氏を罵ったという。
恐ろしい…!!
恐ろしかったが,バスがやって来てからドアが開くまでのところが,彼女の話を聞いていたら脳内にスローモーションで映像が流れてきて,笑ってはいけないのだが,笑ってしまった。
彼女の話はまだ続きます。
みゆきちゃん,書いちゃったよ(笑)。
彼女は話が上手なだけでなく,話すのがあまり得意でない人から話を聞き出すこともひじょうに上手い。
昔から,その場にいるみんなが「楽しかったぁ♪」と思ってお別れ出来るような,そんなふうに話を盛り上げ,誰もが話上手になれるように気を配れる素敵な女性。
私は彼女の面白い話を聞くのが楽しみで出掛けたのだが,まず,彼氏と出掛けた某アジア国での旅行中のエピソードがそりゃあもお凄かった。
夕食を済ませてホテルへ戻る際に,みゆきちゃんはタクシーを使いたかったのだが,彼氏は「現地の人と同じようにバスに乗ってみよう」と提案。
バス停に着くとまだ誰も並んでおらず,「私たちが先頭だね♪」と言いながらキャッキャ・ウフフとバスを待った。
そのうちだんだん後ろに人が増えて来始め,ざっと20〜30人くらいになったろう…というところだったのだが,先頭に並んでいる自分たちが間違いなく一番先に乗車出来ると,そのときは普通に信じて疑っていなかった。
日本人の感覚でいえば,当たり前だと思う。
それが,である。
バスが到着し,彼女らの目の前に止まり,ドアが開いた。
彼女らとバスとの間はたったの30cmほど。
なのに。
その瞬間,後ろから次々と,怒濤のように現地の人たちが割り込んで来て,弾き飛ばされたという。
「何が起こったのか,全く解らなかった」
みゆきちゃんは言った。
先頭に立っていた自分たちが,やっとの思いで最後に乗車するしかなかったばかりか,彼氏はドアに挟まれすらしたのだという。
(あべし!!)
(ひでぶ!!)
2人は死ぬかと思うほどの勢いで押しのけられ,弾き飛ばされ…
ようやく乗車したらしたで,次のバス停からも怒濤のように人が乗り込んで来て,バスの中はさながら阿鼻叫喚の地獄絵図。
「だから,私はタクシーにしたかったのよ!!」
半死半生の思いでホテルに着いたみゆきちゃんは,そう彼氏を罵ったという。
恐ろしい…!!
恐ろしかったが,バスがやって来てからドアが開くまでのところが,彼女の話を聞いていたら脳内にスローモーションで映像が流れてきて,笑ってはいけないのだが,笑ってしまった。
彼女の話はまだ続きます。
みゆきちゃん,書いちゃったよ(笑)。