ここらへんから,発狂の度合いが高くなってきますよ奥さん。

ついにサムソン宮本が,8年のプロレス人生にけじめをつけるべく最後の闘いをするという。

この日は3番勝負と題して,対戦相手はその3本目の羅生門 原を除いてXとなっていた。



昨年秋の『第1回北海道アマチュアプロレスフェスタ』で引退したジムニー伊藤レフェリーが,共に歩んだサムソン宮本の最後を見届けるべく特別レフェリーとして限定復帰。

試合を裁くこととなった。



Gypsy Kingsの『Volare』で最後の花道を歩いてくる"セクシー・ファンタジスタ"サムソン宮本。

しかし,根室は別名"サムソンタウン"と言われている(ウソ。でも半分ホント)ほど彼は地元の有名人・英雄らしいのだが,どんだけ地域に根づいているんだろうというくらい凄まじい人気。

老若男女問わず彼を求め,手を伸ばし握手をせがみ,あまつさえ,プレゼントを渡す子供までいた。



トップロープを飛び越えてリングイン…!!

かと思いきや,巨きなアフロヘア―とソンブレロがやはりこの日も邪魔をして,大コケ。

トップロープとセカンドロープの間に足が絡まり,ジムニーさんがしょうがなさそうに外してあげていた。

この『サムソン・リングイン』も見納めなのか…

そして,対戦相手の入場テーマ曲が流れ始めたのだが…

『Wild Thing』…!!



椅子を片手に革ジャンにデニム,白のリングシューズの男がやって来た(パンダちゃんが試合を終えたばかりというのに,甲斐甲斐しく付き添っております)…!!

彼の名は,大砂 厚。そうコールされた。



リングの前に,持参した椅子をひろげて腰掛け,タバコをくわえ始める。

ジムニーさんに,
「早く入れって!!」
とお叱りを受けて,けだるそうにリングイン。

そのとき革ジャンの背中を写すことに成功した。



じゃ…砂利道…!!

(続く)
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第1試合。パンダちゃんvsミスターDM(レフェリーはhideさん)。



パンダちゃんは札幌と同じように飴をばらまきながら入場。

根室でも凄い人気だった!!

今回の遠征は急に決まったので,『四番街祭り』のときみたいにマネージャーのパンダ子ちゃんの内助の功が間に合わなくて,用意出来たお菓子は少なめ。

若干の不足が見られたようだった。それだけお客さんがたくさん入ったってことだけど。



一方のDM,背面には「一発ツモ」,前面には「DM様」とプリントされたTシャツを着用。

やる気のない態度で,
「俺はサンマを食いに来ただけだ。ちゃっちゃと終わらせようぜ,ちゃっちゃと」
なんて言ってる。

序盤からパンダちゃんの側転からのニールキックという軽快な動きが見られたが,場外に逃げたDM様に向かって飛ぼうとコーナーに登った瞬間会場が沸く。

だが,空気を読まないDMは思い切りそれをスカしてリングサイドをぐるり。

DMはリングに戻るが,ことごとくパンダちゃんの勢いを削ぐような闘いぶり。

みぞおちへの蹴り,ヘッドバッド3連発,スパインバスター,キチンシンクとパンダちゃんの腹部を中心に狙う攻撃が続く。

会場からはパンダちゃんコールが。これで余計にイライラしたDM,場外にパンダちゃんを連れ出し,引き回してから鉄柱攻撃。

そしてさらに鉄柱に打ちつけようと助走距離を取るが,これはパンダちゃんが反対にやり返し,先にリングへ戻った。

またしても大パンダコール。それに勇気を得てロープに飛び,619。

DMに蹴りを入れてから砂利の敷き詰めてある場外にケブラーダ。

華麗な空中殺法にお客さん,大喜び。

そこで,控え室に逃げ込んだDMが,チェーンを持って出て来た。あべし!!



リングに戻ってこのような動物虐待!!

レフェリーの制止をなかなか受け入れず,チェーンを離さない。

チェーンを巻きつけた右手を振りかざして突進してくるDMを,パンダちゃんがヨシタニック。

だが,3カウントは入らずヘッドシザーズで押さえ込む。

咳込むDM。

チャンスと見たパンダちゃんがジャーマンを狙うが,DMがレフェリーの死角をついた急所蹴り。そして,ブレーンバスター。

パンダちゃん,それでも何とか起き上がり,DMに蹴りを入れ不知火。

「行くぞー!!」の掛け声と共にムーンサルト。だが,これは明らかにスカされてしまう。

余裕をぶっこくDMがパンダちゃんを担ぎ上げ,「コウモリバスター!!」と技名を予告(笑)。

パンダちゃんをそのコウモリバスターで投げてからコーナーに登るも,パンダちゃんがエルボーで迎撃,後を追う。

トップロープに乗って揉み合うが,最後は不知火・改でDMを仕留めた。

この2人は明け方まで働いて,車の中でもほとんど眠っていないというのに,よくぞまあここまで動きっ放しの試合をしたものと俺は感心している。

勝利したパンダちゃんはマイクを取り,心の師と仰ぐOSSANタイガー選手をリングに呼び出す。



解説席にいたOSSANタイガー選手と再会を喜び合い,必ずや闘おうと握手で誓うのであった。

近いうち,札幌でこの2人の試合が観られるかな…グフフ。

(続く)
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アマチュアプロレス団体を立ち上げてからの8年間を語る,サムソン宮本代表の挨拶はなかなか感慨深いものだった。

札幌のEWA他のアマチュアプロレスの仲間との出会い,親交を経,プロレスを通してたくさんのものを得た…というところでじ~んとなった(去年秋からのにわかファンのクセに)。

だが,一番大切なものを失ったとのこと。

何と,サムソン夫人が今年1月から家を出て行ってしまい,札幌にいる娘さんたちと暮らしていて別居ちうだと言う…!!

いきなりリアルな話を始めたので(ていうか会場大爆笑。何で笑う?!),その話,長くなるのだろうか…と心配だったが,プロレス人生8年間のけじめをつけるために闘うことを宣言。

場内は拍手に包まれたので,何とかゴングとなりそうでホッとした。

さて,我らが札幌軍団の『熊の穴』から,千春先生とRee師範が登場。

道着姿のデカい千春先生がリングサイドを廻って挨拶すると,あまりのド迫力に客席からはどよめきが。

子供のお客さんは恐竜でも見るような目で,呆気に取られていた。



まずは奥様のRee師範のヌンチャク演舞。

何度観てもカッコいいからいつも「もっと長く見ていたいなあ…」と思っていたのだが,今回は実況席の大塚 健太郎選手が盛んに合いの手を入れて煽るため,師範も止めることが出来ずにいつもより多めに回してくれた(笑)。



千春先生の三節棍の演舞。

これだけでも根室のファンには大ウケだったのだが,今回は正拳突きでの真板割り,蹴りによるバット折り,そして頭突きでのコンクリートブロック割りとフルコースが待っていた。

俺は初めて観るのでわくわく。

真板割りは,力丸選手が板を持つ役割だったのだが,「持ち方が悪いと失敗する」としきりと言っていてかなりプレッシャーだったようだ。

真板を取り出しただけで,根室のちびっこファンは「こわーいー!!」と素直な反応(笑)。

で,見事に板は真っ二つ。



次のバット折りでは2本束ねたバットを謎のマスクマン(ごめんなさい。誰か解らなくて)と上海道プロレス団のグリーンジャンボ鶴田選手,そして力丸選手とhide選手とが4人がかりで支える。

これを,見事に右の蹴りでバッキリと折ってくれました…!!

真板割りとバット折りは決定的瞬間の写真が撮れなかったのだが,ブロック割りは撮れましたよ奥さん。

布を当てたブロックを頭上に持ち上げ,思い切り叩きつける。



割れたブロックが落ちる瞬間の写真を撮ることに成功。

会場は割れんばかりの大歓声と大拍手。

この2人の演技が大いに会場を温めた。

(続く)
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14日の8時に札幌を出た俺らは道中プロレスラーしりとりをしたり,トイレ休憩で寄ったサービスエリアやコンビニで買い食いをしたりしてキャッキャ・ウフフと過ごした。



運転手を務める千春先生(画像左。右は奥様のRee師範)は普段も運転が本業なので「全く疲れない」とのこと。

とにかく運転は上手だし道は知り尽くしているしで,頼もしいことこのうえない。

天気は雨が本降りになったりドラマ降りになったり小降りになったりしたが,目的地に近づくにつれて段々晴れてきて,根室では空気は湿っぽかったがすっかり雨は上がっていた。

到着したのは16時半過ぎ。実に9時間である。

だが,みんなぴんぴんしていた。

会場の三吉神社に到着してすぐ,新根室プロレスの人たちとは再会をよろこび合い,練習のかたわら歓談。

選手でもスタッフでもないのに選手の控え室用のテント(ステージとして使っている場所に幕をしている)に俺も通されたが,Ree師範の他は全員男性ばかりなので,いくら男オンナのオバチャンとはいえ平気で居座れなかった(笑)。

だから,荷物だけ置いてコンタクトレンズを入れてすぐに出たよ。

まだ客席には人はまばらだったので,ただ一人だけ試合予定のない力丸(乃りお)選手と一緒にどこに座ろうか考える。

席が決まると力丸選手は早速露店で買い食いに(笑)。

だが,複雑な表情で戻って来た。

「お金はいいですから好きなだけ飲み食いして下さいって言われた…」そうで,さすがに露店巡りがしづらくなったという。

根室の人たちはとにかく親切で,我々札幌軍団をまるで国賓扱い。心苦しいくらいに良くして下さるのである。

その力丸選手も急遽頼まれて解説をすることとなり,実況席に呼ばれて行ったので,客席では俺一人で観戦することに。

試合前に獲れたて焼きたてのサンマの無料提供があり,長蛇の列。

そりゃそうだろう。今年は異常気象で水温が上がり,サンマが上がって来なかったところが多くて高騰しているのだから。

試合開始は19時だったのでかなり時間があったのだが,入れ替わり立ち代わり選手やスタッフの人たちが隣にお話しに来てくれたり,露店の食べ物や飲み物を持って来て勧めてくれたり,寒くないか気遣って下さってあっという間に時間が過ぎた。

試合前には三吉神社にみんなでお参りし,無事に試合が出来,興行が成功しますように,根室の平和と繁栄がこれからも続きますように…と祈願。

このとき,我らがEWAの代表・羅生門 原選手とサムソン宮本代表とが腕を組み合ってラブラブ状態で境内へと向かって行ったのだが,あのシーンは撮影しておけば良かったなあ(笑)。まるでウェディングだったよ。

前々からどんだけ好きなんだっていうくらい,宮本さん宮本さん言ってた羅生門選手,さぞ嬉しかったことでせう。



さて,UWFのテーマ(多分)がかかり興行開始。サムソン宮本代表が登場してご挨拶である。

(続く)
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実は昨日の21時前に帰宅したんだけど…

呆れたことに今の今までトイレで1回起きただけで,ほぼノンストップで眠り続けてました…

根室であまりに楽しい思いをし,その楽しいイベントが終わってしまい,すっかり気が抜けたというかガックリ来たというか。

昨日は旅館では3時間しか眠っていなかったせいもあり,帰りの車の中では後半うつらうつらしてばっかり。

頭を乗せる場所がなかったためうつらうつらするだけで眠ることが出来ず,首がガチガチになってしまったので低周波治療機のお世話になって眠ったのだが,ほとんど改善されてない(泣)。

試合の撮影の他道中ずっと節約のため電源は切っており携帯を開かないでいたら,いつの間にかアメブロでは楽しみにしていた一大イベント(あるお方の1000記事到達)の瞬間をすっかり見逃してしまっていたし。

今夜からぼちぼち観戦記と旅日記を書いてゆこうかな。

あー…アメブロにも行かなきゃ。



未だに俺の中ではMVPの呼び声高い大砂選手の写真を置いときますので,お楽しみ下さい。

「やはり大仁田のオマージュをするなら髪は乾いていたらいけない」と,そこらにある水のペットボトルを盛大に振りかけたら『桃の天然水』だったそうで。

大砂選手からはずっと桃のフルーティーな香りがしていた。

嗚呼…会社行きたくない…
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