さて。地元札幌での引退興行まであと3ヶ月半となった山川 竜司選手。

第4試合でデスマッチ絶対王者・伊東 竜二選手と対戦。

有刺鉄線を植えつけた2つのボードを使用しての試合だったのだが、伊東選手が持って来たバケツ缶には絶対画ビョウが入ってるんだろうなー・・・と思ったら、案の定そうだった。

伊東選手が頭の上からバケツを逆さにし画ビョウをリングに撒き散らすシーンは圧巻!!・・・の一言に尽き、尿道が震えた。

まさに黄金の雨・・・!!写真に撮りたかったなあ・・・!!

その画ビョウの上での闘いとなった訳だが、あっという間に、リングシューズの底にはびっしりと画ビョウが刺さり、彼らの足の裏が見える度にキラキラと!!

ボディスラムで投げられた山川選手の背中にも、まるでデコったかのように画ビョウが刺さって大流血。

最初にボードに叩きつけられたのは山川選手。

やはり伊東選手の方がコンスタントにこういう試合をしているせいか、痛みにも強くて動きはいいし、イスさばきも鮮やかだった。

いつものように思いッ切り相手にイスを叩きつけてへこませてから、
「直すぞー!!」
と吠えて再度イスを叩きつけて元の状態に戻すとこはいつ見ても頼もしく、カッコいい。

山川選手も負けじと伊東選手の足を掬ってボードに叩きつけた。

そして、リバース・タイガードライバーで伊東選手を一度は仕留めるのだが、痛みにひるんでいるのか動きがよろよろとしていて、勢いよくカバーに行けない。

這い寄るときの手が、画ビョウを気にしていたのか、おっかなびっくりな感じだった。

2度目のリバース・タイガードライバーは切り返されてしまい、伊東選手からドラゴン・スプラッシュ(に行く前の画像を載せときます)をされてしまう。

だが、ここで伊東選手はカバーには行かず、お株を奪うリバース・タイガードライバー・・・という、山川選手には何とも屈辱的なフィニッシュ。

やはり伊東選手には余裕があった。

試合後のマイクにも余裕が感じられた。「休憩前ですが、一旦締めをあなたがやって下さい」だなんて言ってた。

「山川さんの生き様を見るために、これだけたくさんの人が来てくれているんですよ。それなのに、倒れたままでは失礼じゃないですか?」

伊東選手、いちいち言うことが辛辣だけど、カッコいいなあ・・・

「山川 竜司の生き様というのはやられても、やられても立ち上がってくるところにあるんじゃないですか?山川さん、最後の最後にその生き様ってやつをみんなに見せて下さいよ!!」

よろよろと立ち上がった山川選手(背中に刺さった画ビョウを見て欲しい)はマイクを握り、ポツリと弱音を吐いた。

やはり痛い・・・と。

あんまりにも自分はリングを離れていすぎた・・・と。

「だけど、みんな、俺の立ち上がってくる様を見たいんだな・・・わかったよ。転んでも、転んでも立ち上がってみせるぞ・・・!!」

全部ちゃんと覚えてないが、こんなふうに言ってたと思う。

そして、最後は「1、2、3、見たい!!」の唱和で終わった。

勿論、山川選手の有終の美をである。

休憩中に、俺と愛さんは早速日韓さんのとこに行き、7.15の山川 竜司引退興行の最前列のチケットを買った。

しっかりと、彼の生き様を記憶に刻みつけるために。

余談だが、その引退興行のポスターの山川選手が尋常でないくらいカッコいい。

引退しちゃう選手なのに、うっかりファンになるかもしれない。

さらにドゥでもいい余談だが、俺は山川選手の真似が得意だ。

愛さんに聞かせてあげようと思っていて忘れてた。

次に会ったときにしよう。←ホントにどうでもいい話。


















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