前から評判は聞いてたし、観た人は皆いい映画だったと言っていたが、本当に観終わった後幸せな気分になれる映画だった。
Motorheadのヴォーカル兼ベーシスト、レミーを3年に渡って追い続けたドキュメント。
ジャック・ダニエルズとLSD、女、バイク、ゲームが大好き、軍事マニアで武器のコレクターでもあり、糖尿病を患っているにも関わらず薬を酒で流し込む60過ぎの男。
レミーの生活、人となり、昔話や武勇伝が本人や彼を取り巻く人々、彼のフォロワーとも言えるミュージシャンたちの口から色々と語られてゆくのだが。
いかにレミーが支持され、愛されているかが分かって嬉しさで胸がいっぱいになった。
観たことのないHawkwind時代のLIVEの映像なんかも観られたし、母校(といっても退学になったのだが)の生徒たちがピアノに合わせて「Ace Of Spades」を音楽室で大合唱する場面なんかもあった。
楽しかったのは、この何年か『BURRN!』も買っておらず、前の会社で職場に設置してあった有線で伊藤 政則氏や有島 博士氏の番組を聴くことでしか最近のロックシーンを追いかけていなかったのだが、レミーを語るフォロワーたちに80〜90年代好きだったバンドのメンバーがたくさん登場して元気な姿が拝めたこと。
今どうしてるのかなと思ってた人も姿が見られて懐かしく思ったり、結構様変わりしてた人なんかもいて驚いたり。
Twisted SisterのDee Sniderがメチャクチャシブいおじさんになっていたのでビックリした(髪型がスッキリ)が、あの長い顔はメイクなしでもすぐに彼だと判った。
しかし、80〜90年代人気のあったバンドのメンバーの人たちは、かなり歳がイッてるにも関わらず今でもそれなりにカッコいい人たちばかりなのにも驚かされたし、何だか元気をもらえた。
ホントは初回プレス盤の「Overkill Edition」2枚組を買うべきだったのだが、こっちで俺は充分。先輩の執筆した「レミー年表」が入ってなかったのはちと当てが外れたが。
給料が出たらNew Albumも買わなきゃ♪