今日は3月11日、2011年の東日本大震災から10年目になります。

主にNHKやEテレで数日前から、いろいろな視点で震災後10年の現状を伝える番組を観ていますが…



↑被災された方々の精神的影響など、さまざまなデータを目にするだけでも心が痛みます。

縁あって放送大学で社会福祉関連の勉強をしていた事もあって、全国平均よりも介護が必要になる方々の割合が高い(約3%対約10%)など、"健康格差"が広がってきているような状況もとても心配です。

もちろんデータだけではなく、体験や想いを語って下さる方の表情などからも伝わってくるものは大きいですね。

特に印象的だったのは、自然災害はまたいつ起こるか分からない。今度は自分が率先して避難する事で、他の方々を守れるようになりたいと語って下さった女性の言葉です。

思わず、必ずなれますよ、とテレビ画面越しに語りかけてしまいました。

ニュース番組にご出演されたノンフィクション作家の柳田邦男さんは「悲しみは乗り越えるものではないと思います」と仰っていましたね。

悲しみを大事にしてその先を生きる事、次の人生を生きる事は、自分の根源的なものになりうるそうです。

今日という日を、改めてさまざまな状況にある方々に想いをはせる日にしたいと思います。
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