11月になったばかりなのに、Jリーグはもう冷たい風が吹き込もうとしています。7日にもJ1ではセカンドステージ優勝が決まるかもしれないという状況ですし、J2の大宮アルディージャがまもなく昇格確定なんて声も聴きます。

今年のJ1は2004年以来11年ぶりに前後期制が復活しましたが、これが以前の単純なものではないんです。以前の前後期制では、前期優勝と後期優勝の一騎打ちで年間総合優勝が決まっていましたが、今年はチャンピオンシップなるトーナメントがあります。前期・後期の優勝ができなくても年間成績で3位までになれば出られるとあって、上位に残れば残り試合数はまだそれなりにあるというわけです。ですが、そこに残れないと、既に天皇杯で負けたJ1のチームなら11月終わりにはシーズンは終わりになってしまいます。

そんな中、5日のスポーツ報知にはクラブワールドカップとチャンピオンシップの兼ね合いでJ1の終了時期が来年はもっと早まるかもしれないという記事が。この記事の通りならば、11月上旬にはレギュラーシーズンが終わってしまうそうです。天皇杯勝ち残れなければ、4か月以上公式戦ができないなんてこともあり得るんですよね。国をしょって立つチームには万全のコンディションでクラブワールドカップに臨んでほしい気持ちは理解できます。ただ、4か月も待ちぼうけを食らってしまうチームにとっては途方に暮れてしまうことにもなります。

もしかしたら、Jリーグが目指す秋開幕来夏終結のシーズン実現への布石なのかなとも勘ぐってしまいます。まだまだ、話し合いの段階ではありますが、やる方にとっても見る方にとっても納得できるようなシーズン構成になることを祈るしかありません。

では、また次回です。
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