20日、浦和レッズがJ1の前期優勝を確定させました。「優勝」は2007年のアジアチャンピオンズリーグ以来8年ぶり、「Jリーグの優勝」は2006年の年間優勝以来9年ぶりということで、スポーツ紙各紙では号外やら優勝記念特別号が発行されたり、地元・さいたま市内では1日中大騒ぎになったりして、久々にJリーグの優勝が大きな話題になった感があります。ましてや、なでしこジャパンが戦う女子ワールドカップの真っ最中で、です。

レッズは開幕から一つも負けることなく優勝を確定させました。27日に前期最終戦がありますが、この試合で負けなければ前後期制が前にしかれていた2004年まででも達成されなかった期間無敗の記録にたどりつきます。負けそうになっても追いついて、勝ち点1をどうにか確保できるような試合ができたことがここまできた要因といわれています。優勝の立役者の中には、かつてレッズを苦しめた人たちが多くいます。2007年に失速したレッズを尻目に逆転優勝した鹿島アントラーズのポイントゲッターだった興梠選手、レッズとのさいたまダービーでゴールを量産した元大宮アルディージャのFWズラタン選手、プロになったばかりのころ、岡田監督の下、横浜Fマリノスで3期連続優勝にかかわり、2004年のチャンピオンシップでレッズを倒した那須選手…。もっと言ってしまえば、現在レッズで指揮を執るペトロビッチ監督だって、サンフレッチェ広島の監督としてレッズと何度も激戦を演じてきました。何とも因果なもんです。

さて、7月からは後期リーグが始まります。この勢いでレッズが連続優勝するか、それともほかのチームが巻き返すのか。女子ワールドカップもベスト8の戦いに入りますが、Jリーグへの興味、まだ尽きません。

それでは、また次回です。
[Web全体に公開]
| この記事のURL
女子サッカーワールドカップカナダ大会は予選ラウンドが終わり、ここからは「一度負けたら、ハイそれまでよ」の決勝トーナメントです。これまではベスト8からのスタートでしたが、今回からはベスト16からのスタートになります。なぜかといえば、今回から出場枠が増えたからです。

なでしこジャパンは唯一の3戦全勝で予選ラウンドを突破しましたが、対戦したのはどれも本大会初出場の国ばかりという今回らしい結果を残しました。なでしこから見ればどれも格下ばかりということで、勝てて当然、「どれだけ得点をとれるのか?」というのが関心ごとという見方もありました。しかし、ふたを開ければ1-0、2-1、1-0とロースコア決着が続きました。アメリカやドイツは大勝ちして力の差を見せつけているのを見ると、なでしこは大丈夫かなんていう声も上がっています。でも、初出場国ばかりを相手にしてはロースコアになるのは仕方がないと思ってしまうのは私だけでしょうか? データがあまりない中でやるのは、もしかすると、フランスやイングランドが並ぶような激戦区でやる以上に大変なものかもしれません。

話はそれますが、なでしこジャパンもハリルジャパンも決定力不足が不安なんて言いますが、ハリルジャパンのそれとは別物と思います。ハリルジャパンの場合、シード国としてシンガポールを迎え撃つ立場でワールドカップアジア予選を戦ったのにスコアレスドローになってしまったんですから、心配に思ってしまいます。しかし、なでしこの場合はワールドカップ本大会というガチの中のガチでの結果ですからロースコア続きは仕方ないという気持ちになります。だから違うと考えています。

出場する国の数が多くなるということは、初出場の国も、ワールドカップ出場がご無沙汰になっているような国も当然のように出てきます。そういった国から埋もれた逸材が湧き出るくらいに現れてきます。もしかたしたら、「なでしこジャパンを苦しめた○○がなでしこリーグ参戦!」という見出しが8月過ぎて踊るようになるかもしれません。未知の存在だった逸材を見つければ、楽しむ要素が増えてきます。女子サッカーの世界をもっと楽しめるようになるきっかけが、このワールドカップに隠れているかもしれません。

では、また次回です。
[Web全体に公開]
| この記事のURL
もはや6月の風物詩といっても過言ではないAKB48の選抜総選挙。7回目となる今年は、6日に結果発表会が3万人以上あつまったというヤフオクドームで行われました。で、タイトルにあるような笑ってしまった話とは、この日のテレビ欄のことです。

この日、NHK総合テレビでは、フジテレビで発表会を生中継をしている時間帯、いわゆる真裏の時間にプロ野球の巨人戦土曜ナイター(対福岡ソフトバンク)を放送していました。総合テレビでのナイター中継は現在、年数回の巨人戦土曜ナイターだけになっているだけに、気合が入っていたのか、普段見られないフレーズが散りばめられたのです。
『こっちのドームは野球、しかも好カード」
「連覇をかけて、球界のセンター目指した戦い」
「タカのセンター柳田…」

明らかに「総選挙」を意識したであろうフレーズが並んでいます。
実はNHKの巨人戦土曜ナイターが「総選挙」の結果発表会の中継とぶつかったのは3年連続なんですが、去年まではここまで意識したフレーズをテレビ欄に示してはいないような気がします。CMなしでしかも試合終了まで無制限延長(編成によっては夜11時くらいで打ち切る場合もありますが)で放送してくれる地上波で唯一の番組で、CSの見方がわからない人たちにはありがたい存在であるはずなのに、視聴率的に厳しいということなんでしょうか? ザッピングしてでも見てほしいといいう意欲の表れというのでしょうか? NHKのここまでの気持ちの入れ方、真剣にやっていることかもしれませんが、思わず笑ってしまったわけです。

さて、AKB選抜総選挙の発表会ですが、今年は昨年までより放送時間が1時間短縮され、終了後のアフターインタビューが廃止されましたが、上位者のスピーチが短縮されたり、CMで途中放送できなくなったりして視聴者というか、ファンの間では大ヒンシュクをかってしまったとか。言葉が途切れ途切れになってただただスピーチ用のスタンドマイクの前て立ち尽くしてしまったメンバーがいたり、これまでなら二言三言でスピーチを済ませていたメンバーが多弁になったり、想定外のことが相次いでしまったわけですから、顰蹙ものであってもフジテレビを責められないのではと思います。でも、こう考える人もいるでしょう。いつだったか、日テレの24時間テレビで、100kmマラソンがまだ終わっていないからと終了時間を20分延長したことがありました。この時は日テレの偉い人のいわば「強権発動」で延長に踏み切ったわけですが、フジテレビの偉い人が「決着つくまで延長!」と鶴の一声を発してくれればと思った人もいたでしょう。さて、今年のこの顛末を踏まえて、フジテレビは来年どういう風に中継するのか、気になります。

では、また次回です。
[Web全体に公開]
| この記事のURL
前後期制をとる今年のJ1で、浦和レッズが前期優勝に王手をかけました。開幕から14試合負けなしというJ1新記録を達成し、気持ちが高まっているようです。そんな中、注目を集めているのが4試合連続ゴールを決めた武藤選手です。武藤? 浦和じゃないでしょ?」そういう人まだいるかもしれません。浦和でない武藤選手、FC東京の武藤義紀選手もチームの中心として、そして代表の一員としても活躍していますが、浦和の武藤雄樹選手も奮闘しています。

ベガルタ仙台から今年移籍したばかりの武藤選手。レッズでは現役の日本代表や代表経験者がずらりとそろう中、勝ち負けに直結するようなゴールを奪い、チームの選手たちはもちろん、サポーターの心をもつかむようになりました。大学卒業後ベガルタに入って4年でゴールはわずかに6つ。それが今年はもうこのゴール数を超えてしまいそうな勢いなんです。それも、3日の柏レイソル戦まで4試合連続ゴールということでこの勢いが本物というのがわかってきそうです。実は、この4試合連続ゴールというのはレッズでは5人目ですが、これまで達成した4人とは福田正博、エメルソン、田中達也、ワシントンとサポーターが今も愛してやまない名ストライカーばかり。「(4人は)それ以外にも貢献していた。そう意味で僕も貢献したい」と誰もが信頼を寄せるためのストライカーとしての自覚してきたようです。

野球でも、これまではそんなに活躍してなくても巨人のようなビッグチームに入ったら才能が目覚めたという選手もたくさんいます。武藤選手もそういうめぐり合いで目覚めることができたかもしれませんね。このまま前期優勝へ一気に駆けぬけるかどうかはもはや武藤選手次第なんていう人も出てくるかもしれませんね。サポーターももちろん期待しているでしょう。

では、また次回です。
[Web全体に公開]
| この記事のURL

4件中 1~4件目を表示


1