1週お休みいただきましたが、再びよろしくお願いします。

「最新型ですがこの大型テレビ、19万9800えーん! 
買い替えの方は前に使っていたテレビを2万円で下取りしますよ!」

「分割なら36回無金利ですよ!」
甲高い声でハイテンションでまくし立てる実演スタイルで多くの人々を虜にして、そして財布の紐をゆるくさせたジャパネットたかたの高田明元社長。昨年、熊本地震の復興支援のために1日限定で出演しましたが、現在は定期的に通販番組に出演していません。そして社長の仕事も息子に譲っているそうです。では今、何をやっているのか? テレビのバラエティ番組で見かけることもありますが、実はJ2のVファーレン長崎の社長としてつい最近社長業に復帰したのです。

財政不安が囁かれ、前の経営陣が退陣に追い込まれるという大変な事態になったということで、ジャパネットが財政不安を救済するために買い取り、高田さんがクラブの社長になったというわけです。先日行われたJリーグの会議に高田さんが初めて参加したということでちょっとした話題になりました。普段はテレビで見せるような甲高い声ではありませんが、取材メディアの中には知らない人もいるようで
「普段はこうなんです」
とわざわざ高田さんが説明する一幕もあったとか。高田さんが経営手腕でどうチームを立て直すのか注目が集まります。

ジャパネットとスポーツって意外と結びつきが強いようです。WBCやバレーボールのオリンピック最終予選などで試合中におすすめ商品を紹介する生CMショッピングを展開したり春高バレーや日本大相撲トーナメントの特別協賛をしたりして、スポーツの盛り上げに積極的に関わっています。国民の一番の間心事であるスポーツにうまく絡んで商売上手だと考えるところもあるかもしれませんが、明るく楽しくすることが好きだからこういう関わり方をしているのではないかと思っています。

果たしてチームは元気を取り戻すことができるのか? 高田さんはバラエティでなくサッカー番組に登場するのか? 楽しみにしたいと思います。
では、また次回です。
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4日に行われたJ1第10節の浦和レッズ鹿島アントラーズの終盤、レッズの興梠選手がアントラーズの選手を押し倒してイエローカードをもらうラフプレーをきっかけに乱闘寸前のにらみ合いが起こり、そのさなかにレッズの森脇選手がアントラーズの小笠原選手に差別的な暴言を吐いたとして、Jリーグは森脇選手に対して2試合の出場停止処分を下しました。

その時の様子をテレビで見ていましたが、変な話、森脇選手は血気盛んなタイプだから「またやってるよ」くらいに思っていました。審判の判定を不服に思ったときに審判にかみついたり相手選手に挑発されてつかみかかったりすることが少なくなく、味方の選手にその度に「もう懲りてくれ」と諫められていましたし、今回もそうだったので、その場で事が収まっただろうと思っていました。しかし、Jリーグはこの一件を重く受け止めたようで、当事者を含めたアントラーズレッズ両陣営に事情聴取するにまで至り、森脇選手の出場停止になったわけです。

川崎フロンターレのサポーターの一部が政治的な意味はないとしても、韓国での試合で韓国人が不快に思うといわれる旭日旗を掲げたことでアジアの試合で無観客試合をしなければならないという裁定を受けて敏感になったのか、ここまで重い状況に至ったのは驚きです。ですが、ここまでに事が及んだことを重く受け止めないといけません。

では、また次回です。
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各方面で注目度が高まっている女子プロ野球。しかし、ピンチにおちいっているらしいです。

NPBのタイトルホルダーを兄にもつヒットメーカーや歌手が副業という「美人過ぎる野球選手」、女子日本代表マドンナジャパンの絶対的エースなど、個性豊かな選手たちが熱戦を繰り広げる女子プロ野球ですが、けが人が続出してまともな試合ができなくなる恐れがあるとして今年のレギュラーシーズンの試合数を当初の84試合から60試合に減らす措置をとったそうです。レギュラーシーズンの成績に加味されるトーナメントや年間チャンピオンを決めるチャンピオンシップは予定通りということですが、半世紀ぶりに復活した女子プロ野球の熱気に冷や水を浴びせるようなことになりかねないか不安です。

女子プロ野球機構は、アマチュアとの架け橋になって、野球版皇后杯とも言うべきプロアマ統一の日本選手権を実現させています。男子の野球にはない一元的な体制で世界トップレベルの実力を作り上げたのだから、この一件は見過ごせません。代表チームの強化に影響が出ないかという不安もあります。

この件でよぎったのはマスターズリーグのこと。往年の名選手が集まり、現役時代のチームの垣根を越えて新たなチームを結成して冬から春にかけてドーム球場などで試合をしてきましたが、リーマンショックの影響で開店休業状態になってしまったのです。その前にも段階があって、大型スポンサーの撤退が相次いで当初5回総当たりだったのが2回総当たりにまで実施試合数が減っていました。

女子プロ野球とマスターズリーグでは規模縮小の原因が違ってはいますが、せっかくの盛り上がりを無駄にするわけにはいかないことは同じです。マスターズリーグはどうやらリーグ再開に向けて模索しているそうです。女子プロ野球の縮小は今年だけの限定的なものになることをまずは祈ります。

では、また次回です。
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