大相撲初場所で14勝1敗で優勝し、ほどなく横綱に昇進した稀勢の里。終盤に一気に火がついて綱取りに至ったなんて記憶がないんですよね。ネット業界ではポジティブな炎上を「バズる」と呼んでいるそうですが、今回の昇進劇はまさに「バズる」というに相応しい出来事かもしれません。

最近の成績推移をみると、現在の横綱のうち鶴竜と同じような推移の仕方(準優勝→優勝)で昇進に至ったようで、データだけをみれば驚くようなものではなかったといえそうです。ただ、稀勢の里の場合は去年の秋場所に巡ってきた綱取りへの大チャンスをモノにできず、もう綱取りのチャンスはしばらくないという印象もありました。綱取りへの勝ち星を数えるカウンターはリセットされて九州場所が始まったら12勝で優勝次点。それでも初場所開幕前は稀勢の里にチャンスがまた巡ってきたという声はあがっているとは私は思いませんでした。しかし、場所が進み、稀勢の里の勝ち星が積み上がると一気に綱とりの機運が高まったんです。日本出身者の横綱はあの若乃花勝(虎上)以来19年ぶりということで、待望論と稀勢の里の復調があいまって「バズ」ったのかなと終わってみれば感じます。

優勝ゼロで年間最多勝という初の珍事(去年)も安定感の証として認められたし、休場が少ないという体の強さも安定感の裏付け。長い目で見ての評価もモノを言ったのかもしれません。このような強みを生かして強い、愛される横綱になってほしいと、今は祈るだけです。

では、また次回です。
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今年のJリーグ、開幕前なのにザワザワしているようです。

まずは横浜Fマリノスからジュビロ磐田に移った中村俊輔選手。自分の意思で選んだとFマリノスの方は説明していますが、報道では俊輔選手がチームに対する不信感を拭えなかったのが原因としています。Fマリノスではゴールキーパーの榎本哲也選手が浦和レッズに移籍するなど、主力の流出が続いています。また、ポイントゲッターの斉藤学選手が契約更新をまだしていないということで、動向が注目されています。資本提携しているイギリスの会社のやり方に疑問を感じるファンが多いと言われていたようですが、ある意味でこの不信感が一つの形になって現れたのかもしれません。

久方ぶりにヨーロッパの大物がJにやってくるかもと、いい意味でざわついています。三木谷オーナー率いるヴィッセル神戸がドイツ代表でワールドカップ出場経験も豊富なポドルスキ選手の獲得を画策しているとか。楽天は次のシーズンからバルセロナのユニフォームスポンサーになることが大きな話題になっていましたが、今度はヨーロッパの大物獲得と、アンドリュージョーンズやマギーと言ったメジャーリーグの大物をイーグルスが獲得して球界をざわつかせたように、三木谷さんはサッカー界でも台風の目になりそうです。

なんだかんだ言っても、22日にはJリーグのプレシーズンマッチが始まります。どんなシーズンが待っているでしょうか。

では、また次回です。
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早ければ2026年からサッカーワールドカップの出場国数が48に増えるとか。FIFAの総会で正式に決定したそうです。
一番の要因はどうやら放送権料を今まで以上に得られると期待しているからだといわれていますが、世界選手権の出場国数が48までに増えるようだと気になる部分があります。

団体球技の世界選手権の出場国数はオリンピックより多めになるとはいえ大体は16から24くらいに収まるものですが、48もの国が集まる世界選手権、世界一決定戦は記憶にありません。サッカーは世界有数の競技人口を誇る種目。世界大会に出たいと思う人たちも当然多くなるでしょうが、ヨーイドンで世界一を決めるにふさわしい試合がそれなりに増えるのかという疑問を抱く人も少なくないそうです。

野球のWBCでは、2006年にあった第1回大会の予選ラウンドで大差がつくようなコールドゲームが続出しましたが、回を重ねるごとにコールドゲームは減ってきました。出場国数を16のまましておいて、参加国を推薦で決める方式から予選を経て決める方式に変えたことで大会全体のレベルアップがはかれたように見えます。それが出場国数が増えるようになるとどうなるのか想像がつきません。これまであと一歩及ばず惜しい思いをし続けた国が出るならまだしも、箸にも棒にも掛からぬ国がこのチャンスでたちまち出場できたなんてことになると、力の差が生まれそうな不安もあります。

大会方式などの詳細については今後調整するようですが、9年後で新しいワールドカップがどのように行われるようになるのか見守りたいところです。

では、また次回です。
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昨年末、マシントラブルで前回の更新ができませんでした。申し訳ありません。今年も週1ペースでお届けする予定です。

さて、大晦日のNHK紅白歌合戦の判定が疑惑があったかのようにメディアで報じられているとか。直接の原因は紅組司会の有村架純さんが、紅組の勝利を知った時にあっけにとられたことのようです。視聴者と観客の投票とも白組が優位に立って票を得ていたのに紅組の票はもっとあったわけです。それはステージ脇にいた特別審査員や最前列にいたふるさと審査員が紅組にたくさん入れたからです。疑惑の立ちようがないと思いますが。

だったら、M1やR1のように特別審査員がどちらに入れたかを見せた方がいいでしょうか。
「さぁ、大谷選手です! (ピコピコピコ…)大谷選手は紅組!(ジャキーン!)」
審査員の名前が書かれたブロックが1つ1つ積み上げられるような演出。M1が復活する前にコンテストとして行われていた「THE MANZAI」でやっていたスタイルが演者も観客も興奮するかもしれません。ボールを投げるスタイルがいいというオールドファンもいるかもしれませんが、こういう疑念が起きてしまったら導入すべきではないでしょうか。アヤパンさんや今田耕司さんのようにNHKのアナウンサーが上手に煽れるかがポイントでしょうか。

ではまた次回です。
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