Jリーグはヴァンフォーレ甲府が21日にJ2の1位を確定させ、J2からJ1への自動昇格はあと1枠となりました。その一方で今年からはJ2とJFLの入れ替えが始まります。JFL1位のVファーレン長崎がJ参入資格申請をしているため、これが通ればJ2最下位のチームと入れ替えになります。このブログの時点では今年J2参入したばかりの町田ゼルビアが「降格候補」になっています。

 しかし、女子ではもうこのような入れ替えが始まっていたんです。チャレンジリーグが数年かけてエクスパンション(チーム数の拡大)を展開しているのですが、その中で入れ替えも行われています。来年2部に当たるチャレンジリーグが16チームに増えるため、参入申請が通った各地区のチームが4-6の新規参入枠を争います。実は、女子の場合、男子のJFLにあたる全国規模の3部リーグがありません。だから、チャレンジリーグにいられないようだと即、地域リーグに転落してしまいます。

男子で言えばJ1から見て4部にあたる地域リーグ。地域リーグからJFLに上がるためには単に地域リーグで優勝すればいいという話ではありません。各地域のチャンピオンが全国大会を戦い、そこを勝ち抜けないとJFLには進めません。日程的にかなり過酷になる年もあります。それを乗り越えていかないといけません。男子ほどでないにしても女子のチャレンジリーグに参入するためには地域リーグを勝ち抜き、そして全国大会を更に勝ち抜く過酷な戦いが待っています。

 来月にチャレンジリーグから地域リーグに転落した3チームがこの全国大会に出場し、チャレンジリーグ返り咲きを目指します。JリーグでもこれからJ2とJFLの間で過酷な戦いがやってきます。どんな風に戦えば勝ち抜けるのか? これからのシミュレーションとして女子の入れ替え戦を注目した方がいいかもしれません。

 ついでですが、サッカーの全日本選手権で男子の天皇杯に続いて、女子に皇后杯がかけられることになりました。クリスマスイブに皇后杯を掲げるのはいったいどこなのか? 楽しみにしましょう。

 それでは、また次回です。

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また、サッカーの話です。ザックジャパンがヨーロッパ遠征でフランス、ブラジルと対戦し、1勝1敗の成績で終わりました。

フランス戦はすごかったですね。香川選手のゴールで1-0で勝ちました。ただ、ニュースの映像で見ている感じではフランスは負けるべくして負けたような酷い試合ではなかったように思いました。しかし、フランスとしては日本に気持ちよく勝って、それからワールドカップヨーロッパ予選前半の山場といわれるスペイン戦に臨みたいという考えだったでしょうから、まさかの黒星だったかもしれません。フランスのワイドショーでは、「フクシマ(原発事故)の影響で負けた」とやり場のない悔しさをぶつけているような様子があったみたいですし。たった1点の失点でも、フランスとしては惨敗ムードになってしまったようです。ただ、スペイン戦は引き分けてスペインの代表戦ホーム無敗記録を止めたわけですから、面目は保てたかもしれません。

ブラジル戦は残念でしたが、前向きになれる負け方だったかもしれません。課題はいろいろあったでしょうが、最初の15分はラジオの中継で解説していた金子達仁さんが「対ブラジル戦最高の15分」と言っていた位自信を持って戦えていたのでしょう。試合全体でもやれる限りのことをやれたという感じがあったように見えます。0-4とはいえ、惨敗というより惜敗という感じがしました。

世界は広い。サッカーの見方もいろいろですね。そんなことを感じた国際Aマッチデーでした。

それでは、また次回です。

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諸々あって、更新が遅れてしまいました。申し訳ありません。

10月6日から20日までのJ1カレンダー。チームによって様々に見えるようです。10月6日にJ1の試合が終わって中3日で天皇杯、そしてさらに中2日でナビスコカップ準決勝といった感じ。このナビスコが終わると平常通りの土曜J1が戻ってきます。
この間にある試合に全部出場していたのはナビスコ準決勝に残った4チームのうち3チーム。鹿島アントラーズ、清水エスパルス、柏レイソルです。この3チームはとりわけタイトなスケジュールを突きつけられてしまったわけです。FC東京は天皇杯で初戦(2回戦)敗退だったため、毎週土曜日に試合をこなすふつうのカレンダーのままでした。

ナビスコカップに勝ち残れなかったチームのほとんどは天皇杯が終わって10日間も試合がない「秋休み」ができてしまいました。と、いったって休み休み練習をしています。J1で優勝を目指すチームも、J1残留が目標になったチームも、この10日間はじっくり腰を据えてチームが克服すべき課題に取り組んでいます。

そんな中、もっとも暇をもてあそんだチームの1つにJ1首位を走るサンフレッチェ広島がいます(ヴィッセル神戸、サガン鳥栖も)。なんと、天皇杯初戦敗退したばかりに、まるまる2週間試合なし! 試合感覚どうなんでしょうか? けが人を休ませることができてよかったかもしれませんが。このスケジュールがこの先の優勝争いに影響を及ぼすのかどうか、気になってきます。

代表のヨーロッパ遠征(フランス・ブラジル戦)に帯同している選手を抱えるチームは天皇杯やらナビスコを戦う時のやりくりが大変でしょう。そこから若い力が生まれてくればいいですが。そんななか、浦和レッズみたいにJFLのチーム相手に天皇杯にベストメンバーに近い戦力(古傷を抱えていて回復に時間が必要な選手を抜いたようです)ぶつけられるチームもいるんです。
さぁ、この2週間でJ1はどんな展開をもたらすのか? 楽しんでいきましょう。

それでは、また次回です。

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パリーグのレギュラーシーズン優勝が北海道日本ハムに決まりました。現役引退から21年も現場に戻ることがなかった(横浜の牛島和彦元監督が栗山さんをコーチとして入閣させようと画策したものの破談になったことがあるようですが)栗山英樹監督がいきなり優勝までたどり着くとは、いやはや参りました。

「熱中先生国際派」という評論家時代のキャッチフレーズはありましたが、同じ新監督の横浜DeNAの中畑清監督や中日の高木守道監督と比べれば理論家肌のイメージが強かった栗山監督。一歩間違えれば選手に対して冷徹になって対立が起きたかもしれませんが、ひたむきで熱心な、そして時には人目はばからずに涙を見せるような熱さが勝ったからこその栄冠だったのかもしれません。ネットで評論家時代に「ただの野球オタク」と酷評されたこともあったようですが、野球に対しての情熱をこれまでと違うで表現できたということでこの優勝は意味を持つのかもしれません。

ただ、2012年の戦いはすべて終わっていません。チームへの熱い思いを注ぐ日々はまだ続きます。野球への情熱をどう表現するか楽しみにしましょう。

それでは、また次回です。

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