J2の東京ヴェルディが元イタリア代表のトッティ選手の獲得へ動いているとの報道があり、久々の大物参戦がかなうかどうか期待が集まっています。

トッティ選手は5月限りでセリエAのローマを退団して現役引退したといわれていますが、6月になって年俸1億2000万円でヴェルディがオファーを出して大騒ぎになったわけです。ヴェルディは今年からメインスポンサーが半田晴久さんが代表を務めるISPS(国際スポーツ振興協会)になりました。ISPSは国内男子ゴルフツアーのレギュラートーナメントや国別対抗戦で高額賞金を設定して注目を集めていましたから、このくらいのお金は途方もないものでもないかもしれません。

ただ、ヨーロッパで一時代を築いて最後のひと華をJリーグで…という選手の移籍がまだ多いような気がします。アメリカのメジャーリーグサッカーができたころにはJでのそういう移籍の話が減ったような印象がありましたが、最近は中国の動きとかといっしょにJでもまた増えてくるような感じもします。アメリカではメジャーリーグサッカーができる前に存在していた北米リーグは盛りを過ぎた人たちが集まっていたことから「養老院」呼ばわりされたことがあったそうですが、トッティ選手の動きでJリーグも養老院なんて言われるようなことがないことを祈ります

では、また次回です。
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プロ野球のセ・パ交流戦が終わって、オールスターまでの数週間の間、セ・パ両リーグでの戦いがまた始まります。今年の交流戦もパリーグが56ー51で勝利。パリーグのチームに順位に応じた賞金が贈られ、その上で総合1位のチームにも賞金が贈られます。総合1位だった福岡ソフトバンクには総合1位500万プラスリーグ別1位1000万の合計1500万円もらえたそうです。

これまでの交流戦といえば、総合1位のチームに賞金5000万円を優勝賞金として贈られていて、なにに使うかで話題を集めていましたが、現在は総合1位はあくまで総合1位で優勝ではなく、「紅白歌合戦」方式といえばいいのか、リーグ毎の成績を重視するようになって、現在の賞金の方式になったというわけです。これで割を食ったのは総合2位の広島。前の方式ならば総合2位でも賞金をもらえましたが、今の方式なら1位になれなければ賞金がもらえないのです。ですから、今年の交流戦最終戦で総合1位になれるかどうかと同時に賞金500万円かゼロかという瀬戸際にたたされた訳です。

こういう賞金、オールスターにあっても良さそうだと思うのは私だけでしょうか。2戦の合計得点が多い方に賞金を贈るという感じにするのもいいかと思いますが。ドラフトの指名順を早める特権が与えられたこともあったようですが、目に見える何かをもたらすようなものがあっても良さそうだと思うのですが。MVPか個人賞をもらえなくても勝てば賞金がもらえるなら、お祭り感覚で緩いと言われたオールスターに真剣みを加えることができると思います。

サッカー的なものを野球に持ち込んでどうするなんて言われるかもしれませんが、いいものは取り入れていいと思うわけで。ひとまず、これからの展開を楽しみにしたいと思います。

では、また次回です。
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温暖化の影響なのか、夏は更に暑く、冬は更に寒くなってきているとよく言われています。夏には熱中症対策をしっかりとるようにと叫ばれるようになってきました。そんな中、サッカーでは夏場の試合中に「給水タイム」がもうけられるようになりました。

私が初めに知ったのは全国高校総体でこういう試みが行われるようになったということで、国内限定のルールだと思っていました。でも、13日のワールドカップアジア最終予選のイラク-日本戦でもやっていたのを見て、国際ルールになっているのかと思った次第です。概ね前半・後半の20分を目安に試合を中断して、選手たちは水を飲んだり体を冷やしたりします。ただ、選手が途中でケガをして手当てを受けたりファウルなどの判定で揉めたりして試合が中断する回数が多くなると、自主的に水分をとる時間ができていると審判が判断して給水タイムを特別にとらないこともあるみたいです。

サッカーは、バスケやアメフトのように試合時間の計測が止まるところを見せることがありません。なので、サッカーの場合は給水タイムをはっきりした時間にとるわけでもなく、ロスタイムも目安時間としか示されないわけです。だから時間の勘定は審判のさじ加減次第になる部分が多いわけです。
アメリカンスポーツのように時間をきっちりと計測してみせると、バスケのブザービートやアメフトのラストプレーでのタッチダウンのように劇的なシーンが生まれやすくなるでしょうが、審判のさじ加減はなかなかできないでしょう。でも、チームの要求でタイムアウトを取ることによってお互いに給水タイムも一緒にとれるという風に合理的に考えるから、審判のさじ加減は必要ないとも言えるのかもしれませんね。

オリンピックやワールドカップの試合は暑い時期に多くは行われています。選手の健康を考えてこその給水タイムですから、有効に活用できるようになればいいですね。

では、また次回です。
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こんなことあるんですね。テレビ東京が卓球世界選手権と全仏オープンテニスが同時中継をしたおかげで、夜7時から11時からの視聴率が在京の民放で3番目になった日があったというんです。どうやら世界卓球が平年より2週間くらい遅くなったおかげでこういう現象が起きたみたいですが。

世界卓球は男子シングルス以外の全種目でメダル獲得どころか、48年ぶりに混合ダブルス優勝、男子ダブルス決勝進出、女子シングルスでメダル獲得と大きな成果を残しました。いわゆる「ピンポン外交」で中国との国交を回復させるきっかけとなったとして名古屋大会は最近も時々トピックとして語られることがありますが、その前に行われたミュンヘン大会以来の快挙とのこと。日本の卓球が強くなってきたのは「愛ちゃんフィーバー」で爆発的に裾野が広がったことや、中国の選手がいろいろな国に帰化して才能が分散した動きが日本にも広がったことなど、90年代以降の動きがきっかけになってはいますが、70年代までの日本の卓球も世界トップレベルではあったようです。90年代からの流れは「黄金時代の再来」への胎動ということかもしれません。「真央ちゃんフィーバー」で一気に裾野が広がって新たな才能が続々発掘されたフィギュアスケートのように、卓球も新たな才能が続々と現れています。その才能が着実に成長していけば本当の「黄金時代」を迎えられるはずです。テレビ東京は横浜大会から10年近くの間、毎回のように放送してきましたが、今回の盛り上がりは今まで一番のものでしょうか。

全仏オープンではWOWOWがなぜか躍起になっているみたいです。WOWOWはテレビ東京と違って錦織圭選手が関わらない試合も時間の許す限り生中継していますが、やっぱり地上波で錦織選手の試合を中継するのはWOWOWとしてはかなり気になるのか、PRポスターで「錦織戦はノーカットで生中継」との表記もありました。現に、テレビ東京での錦織戦は、世界卓球の日本勢の試合中継とのかねあいもありましたが、当日録画だったり途中からの生中継だったりしました。テレビ東京の生中継では途中でCMが流れていましたが、WOWOWはCMなしで放送していたようですね。逆に、世界卓球の混合ダブルス決勝を録画放送にして、錦織選手の試合の生中継を優先させたこともあったようです(「決勝戦を生中継にしないとは何事だ!」とクレームがテレ東に何件もあったようですが)。

偶然の産物といわれそうな部分があるかもしれませんが、テレビ東京の勢いは本物といえるかもしれませんね。

では、また次回です。
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5月31日に行われたアジアチャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦で、浦和レッズが韓国の済州ユナイテッドに逆転勝ちをおさめました。

1週間前の第1戦は0-2で押し切られたレッズ。この日は第2戦で、この試合に限れば2-0で快勝。これで2戦合計2-2の行って来いとなり、15分ハーフの延長に。守るも攻めるも目一杯でしたが、第1戦で後手後手になってしまったのとは裏腹にレッズは冴えていました。そして延長後半にゴールを決めたのは森脇選手。5月初めに相手チームの選手への暴言問題で出場停止処分を受けてしまい信頼を損ねた森脇選手にとっては、チームとひとつにできるきっかけになったかもしれません。試合後にはピッチに伏せるような形で泣きじゃくり、共同インタビューでは感謝とお詫びの気持ちを伝えました。

共同インタビューが始まるとき、ピッチ周りでは延長後半の終わり頃から続く乱闘騒ぎがおさまらず、プレ-に関係ない選手にレッドカードがでるような状況となっていました。毎回というわけではありませんが、日本と韓国のチームが顔を合わせると時々こういうことがあります。きもちがそれだけ強いのでしょう。済州ユナイテッドとしては気持ちのコントロールを失ったようにも見えます。

レッズとしては次へ大きな追い風になるきっかけになりそうです。

ところで、バスケットボールBリーグのチャンピオンシップでやっていた1勝1敗からの第3戦って、このサッカーの延長戦を参考にしたのでしょうか。気になっています。

では、また次回です。
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