サッカーブログにするつもりはないですが、またまたサッカーの話です。

今年はカズが元気ですね。19日のVファーレン長崎戦でゴールを決め、Jリーグ最年長ゴール記録をまた更新しました。今シーズン2得点目ということで、健在ぶりが際だっているように見えます。ただ、今年は雰囲気は違うようです。その要因にはあの「喝!」があるようで。

プロ野球国内初の3000本安打を達成した張本勲さんが、12日に放送されたテレビ番組で、カズのプレー映像をみて受けたコメントととして「そろそろおやめなさいって言いたい」と発言。この番組を見た人たちなどがネットを中心に「カズに対する配慮が足りない」などと反発しました。張本さんの発言を受けてカズ本人は「もっとしっかりしないと」と反発することなく真摯に受け止めて精進を続ける意志を示しました。カズ本人は「(長嶋さんの引退後)王さんと一緒に巨人の打撃を支えた人であこがれだった」などと張本さんを語っていて、あこがれの人からの激励に気持ちを引き締めなおしたような気分になったかもしれませんね。 張本さんはカズの態度に対して驚いていたようで、「こんなこと言われたら、普通だったら反発しますよ! 私だってそうですから。でも、こういう気持ちで受け止めたとは! 天晴ですね」と反省しきりだったようです。

張本さんがなぜ「もうおやめなさい」と発言したかと言えば、現役生活をまもなく終えようとする人は精彩を欠くようなプレーが多くなり、見ていて心苦しくなってしまって「もうおやめなさい」と言いたくなることがあるそうで、今回のカズについてもそういう印象があったと言います。アスリートだからこそ感じる何かをハリさんは感じたんでしょう。

カズはといえば、今年になってあるインタビューで「夢から覚めるまで引退しない」と語っているようです。自分に対する向上心がなくなるまでという意味かもしれませんが、すぐにはそのときが来るとは思えないですね。

それでは、また次回です。

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日本代表のハリルホジッチ監督がまた新しいことをやったとか。

ワールドカップアジア2次予選の組み合わせが発表された14日、ハリルさんは組み合わせ決定を受けての記者会見とJ1・J2の各チーム代表者が集まるJリーグ実行委員会に顔を出していました。それ以前からハリルさんには希望通り自分の仕事部屋が日本サッカー協会の本部があるJFAハウスに作られていて、暇さえあればそこでデータやビデオ分析などの仕事をしているそうですが、この日は普段の仕事部屋とは違うところでたくさんの関係者と会うためにJFAハウスを歩き回ったようです。新しいことはJリーグの実行委員会でありました。

各チームの代表者が集まる前で、なんと、先月の代表合宿の際に行われた各選手の健康診断のデータを見せたんです! 「選手それぞれにスピードがあるが、スピード感のある試合をしてほしい」と要望をしつつ、です。特に新聞各紙が大きく取り上げたのは体脂肪率のデータ。30人以上いる選手のデータがずらりと並ぶ中で、どの選手も体脂肪率を10%以内にするようにチームでも取り組んでほしいと注文付けたんです。ただ、この検査は簡易検査だったため、誤差がかなりあったようです。検査を受けていた選手の中には普段の数値より3ポイント以上高くでていたとか。

それはともかく、代表チームを強くするためには各チームのみなさんの協力も必要だとと具体的なデータで伝えるなんて今までにないこと。思いを分かりやすい形でうまく伝えているように見えます。斬新さが目立っていますが、とにかく方法にこだわらないで自分のやりたいことを伝えたいという心意気はよくわかります。ハリルさんは今度、どんなことをするんでしょうか?

では、また次回です。

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アジアチャンピオンズリーグは、折り返し地点をすぎて予選ラウンドが後半戦に突入しています。Jリーグ勢は前半戦で大苦戦を強いられましたが、一人気を吐くのは柏レイソルです。

Jリーグはまあまあですが、予選の前半は2勝1分けの2位。大量ゴールを見せる試合もありました。レイソルは今年から、いろいろな形でチームを支えてきた吉田達磨監督が指揮を執っています。生え抜きの選手ならば何かしらの形でみんな吉田さんと関わりを持っているといわれているほどの存在なんだとか。だから、というわけではないでしょうが、あえて掲げたのが「脱ネルシーニョ」。J2降格という辛酸をなめながらもJ1復帰1年目の2011年に優勝へ導いたネルシーニョ前監督がヴィッセル神戸に移りましたが、「やめた人の影をもう追うな」というわけではありません。現に、吉田さんは、ユースなどの育成年代のチームに、プロになって戸惑わないようにネルシーニョさんのやり方を理解するように促すことをしていました。矛盾すると思うでしょうが、このプロセスの中でそれぞれの選手の特徴がレイソルというチームの中でどういきるのかをよく知る吉田さんだからこそ、レイソルらしいサッカーがどんなサッカーなのかを一番正確に示せるというわけでしょう。すなわち、「脱ネルシーニョ」とは、「本当のレイソルらしさを表現できるサッカー」を示すためのキーワードなのかもしれません。

プロ野球ではこういう監督さんってなかなかいないような気がします。差し詰め、阪急で長く指揮を執った上田利治さんとか、大沢親分(大沢啓二さん)あたりが当てはまるでしょうか? 野球というスポーツの性格かもしれませんが、自分のチームとは関わりがない大物指導者に頼ってしまったり、指導経験がほとんどないのに現役時代にチームを代表するスタープレーヤーとして活躍した人を擁立したりするケースがよくみられます。吉田さんのようにチームを深く知るような仕事をしてきた人が監督を務めたらチームは万年Bクラスなんてことはなかっただろうといわれるチーム、もしかしたらあるのではないでしょうか?


それでは、また次回です。

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第87回センバツ高校野球が1日に決勝が行われ、敦賀気比が春夏通じて初優勝を果たしました。北陸勢初の甲子園制覇というのは、確かに高校野球100年というメモリアルイヤーらしい歴史的な優勝ではありました。しかし、ここまで騒ぐものかなという疑問もあるんです。

ありえないし、あっていいものとは思えないですが、イギリスのブックメーカーがもし今回のセンバツに優勝当てのオッズをつけていれば、大会開始前の段階なら
1.大阪桐蔭
2.仙台育英
3.龍谷大平安、浦和学院
5.敦賀気比
というくらいの高評価になっても不思議ではないでしょうし、ベスト8になったら
1.大阪桐蔭
2.浦和学院
3.敦賀気比
4.県立岐阜商
5.東海大四
というふうに高評価をキープできていると思うんですよね。

去年夏もベスト4だったことを考えれば、悲願達成の可能性は高いという風に考えられて当然のことでしょうし、内容はともかくここまでの勝ち上がりに驚くこともありませんでした。でも、雪国北陸の学校が優勝したからって一律にサプライズ的に扱っているのには首をかしげてしまいます。新聞各紙の大会前評価が低いところがメキメキと勢いづいて勝ち上がれば、雪国でなくてもサプライズ的に取り上げらえても不思議ではないですけど、ここ数年は出るたびに優勝してもおかしくないといわれるような戦力で乗り込んできてるところに驚きの目で優勝を見られてしまうのには首をかしげてしまうんです。

雪国であろうと、力のある学校は関東や関西の有名校と引けを取らない実力があります。そういった学校には相応の目線で見るようにする感覚がこれからの高校野球には必要かもしれません。

それでは、また次回です。
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