各方面で注目度が高まっている女子プロ野球。しかし、ピンチにおちいっているらしいです。

NPBのタイトルホルダーを兄にもつヒットメーカーや歌手が副業という「美人過ぎる野球選手」、女子日本代表マドンナジャパンの絶対的エースなど、個性豊かな選手たちが熱戦を繰り広げる女子プロ野球ですが、けが人が続出してまともな試合ができなくなる恐れがあるとして今年のレギュラーシーズンの試合数を当初の84試合から60試合に減らす措置をとったそうです。レギュラーシーズンの成績に加味されるトーナメントや年間チャンピオンを決めるチャンピオンシップは予定通りということですが、半世紀ぶりに復活した女子プロ野球の熱気に冷や水を浴びせるようなことになりかねないか不安です。

女子プロ野球機構は、アマチュアとの架け橋になって、野球版皇后杯とも言うべきプロアマ統一の日本選手権を実現させています。男子の野球にはない一元的な体制で世界トップレベルの実力を作り上げたのだから、この一件は見過ごせません。代表チームの強化に影響が出ないかという不安もあります。

この件でよぎったのはマスターズリーグのこと。往年の名選手が集まり、現役時代のチームの垣根を越えて新たなチームを結成して冬から春にかけてドーム球場などで試合をしてきましたが、リーマンショックの影響で開店休業状態になってしまったのです。その前にも段階があって、大型スポンサーの撤退が相次いで当初5回総当たりだったのが2回総当たりにまで実施試合数が減っていました。

女子プロ野球とマスターズリーグでは規模縮小の原因が違ってはいますが、せっかくの盛り上がりを無駄にするわけにはいかないことは同じです。マスターズリーグはどうやらリーグ再開に向けて模索しているそうです。女子プロ野球の縮小は今年だけの限定的なものになることをまずは祈ります。

では、また次回です。
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