団体競技ではつきもののオリンピック予選。オランダでは11日からカーリングの世界最終予選が行われています。男女とも参加している日本は、男子が予選ラウンド敗退が決まりましたが、女子は出場権を懸けたトーナメントに進出しています。もちろん日本の戦いぶりにも国民の興味が集まっていますが、思わぬところでも注目されていたのです。

カーリングのフィールドには広告看板が氷に埋め込まれるような形で設置されていますが、その看板を掲げた会社が日本で言うところの「大人のおもちゃ」に関係する会社だったということでNHKがBSでの生中継を序盤に取りやめたというちょっとした騒動になりました。NHKは公共放送という性格上、日本ではあまり知られていない会社であってもアダルト産業の看板が掲げられることは世間的に悪い影響を与えかねないからと判断したとのこと。しばらくして看板が差し替えられたためNHKは生中継を始めることはできました。日本以外の国でも同じような対応をしていたからか、国際カーリング連盟は公式SNSで差し替えた会社の決断に感謝するメッセージを掲載したとか。

日本で言うならアダルトビデオの制作会社や、アダルトグッズを販売するチェーン店、アダルト動画を配信するサイトあたりになるでしょうか。また、筋は違えど18歳未満お断りの業界であるパチンコ業界も警戒されるかもしれません(とはいっても、Jリーグやバレーボールのワールドカップで看板を掲げたりプロゴルフのツアー大会の特別協賛をしたりしているパチンコ台メーカーもある)。「(AVメーカーの)○○のマークだ!」とその筋を知っている人たちは指さして笑うかもしれませんが、世間的にはオランダ以上の風当たりになるかもしれません。日本だったらどうなるのでしょう? では、また次回です。
[Web全体に公開]
| この記事のURL

1件中 1~1件目を表示


1