すったもんだありましたが、12日に開幕したプロ野球。
関東では電力供給の問題で平日のデーゲームも行われましたが、
なかなかの盛況だったようですね。

プロ野球開幕にちなんで、
また読んでみたいと思う野球漫画を紹介したいと思います。
2001年ころまで「週刊現代」に連載されていた
「サラかん」(原作:中原まこと・作画:高井研一郎)です。
この作品の主人公は弱小球団、日暮里パイレーツの監督・亀和田。
万年最下位の球団を立ち直らせるために亀和田が手腕を振るう。
簡単に言うとそんな物語です。
4日からNHK総合テレビで再放送されている
サッカーアニメ「ジャイアントキリング」(ジャイキリ)に
テイストが似ていますが、
「ジャイキリ」の主人公・達海猛(たつみ・たけし)は
中心選手としてプレーしていたチームに
監督として戻ってきた元サッカー選手ですが、
亀和田は居酒屋で酒を飲みながらテレビの野球中継を見て
言いたい放題いうだけのサラリーマンで、
選手経験はまったくありません。
親会社で働くサラリーマンだった亀和田にある日突然、
子会社である日暮里パイレーツに監督として出向を命じるという
辞令が届いたことから物語が始まります。
パイレーツの中心選手だったヘッドコーチの千代森が
亀和田をあの手この手で引き摺り下ろそうとしたり、
オーナー親子から無理難題を吹っかけられたり、
成績が上向かず不満が募るファンからは
「サラかんやめろ!」のブーイングを浴びせられる有様。
そんな中でも亀和田率いるパイレーツは
1年目で最下位脱出に成功すると、
2年目では優勝争いに深くかかわってくるようになります。
ドラフトで超高校級投手の交渉権を引き当てものの
その投手との交渉が難航したときには、
亀和田が粘り強く説得を続けて彼の心を動かした事もありました。

ジャイキリの達海の場合、はじめ考え方が受け入れられなかった。
亀和田の場合は、存在そのものがはじめ受け入れられなかった。
理解できないでいた人たちは
いろいろなきっかけでそれらを受け入れるようになり、
いろいろな形で変化をもたらすようになりました。
ジャイキリを見て、サラかんを読んで、
監督ってどんなことをする職業なのかを考えてみたいと思います。

「サラかん」は講談社プラチナコミックスから全5巻発行されています。
ネット書店でも売られているみたいなので、
興味のある方はチェックしてみてはいかがでしょうか?

それでは、また次回です。
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