サッカー日本代表がコパ・アメリカ出場を断念しました。
大きな要因といえば、代表の戦力と考えていた選手を抱えている
ヨーロッパ多くのクラブが南米派遣を容認しなかったからだとか。
「彼らは大事な戦力だ。
本来は出なくてもいいはずの大会に出たばかりにけがでもされたら・・・」
お察しします。
それだけ日本人選手がヨーロッパ各国のクラブで
存在感を示せるようになってきたことの証拠であると
前向きに受け止められる事実ではあるでしょうが、何となく寂しい気もします。
世界的な強豪と南米という土俵に立てるチャンスを失ってしまったわけですからね。
ここでちょっとうがった見方をあえてしてみます。
もし、コパアメリカではなく、EURO(ヨーロッパ選手権)に日本が招待されたら、
ヨーロッパのクラブは手のひら返して派遣を容認するだろうか?
容認したら「どうですか! 我がクラブで練習を重ねると
ヨーロッパ列強相手でもビビることはないんですよ!」なんて、
クラブの偉い人たちがドヤ顔しているかもしれません。
逆に、ヨーロッパ列強の前で派手な活躍をしてしまったがために
変に目を付けられるなんてことがあるかもしれないと
容認しないクラブもあるかもしれませんね。

列強と母国の代表の間での綱引きといえば、
野球でもたびたびありましたよね。
野球の場合はオリンピックの代表選考で
MLBと国際野球連盟の間での綱引きをしていたという色合いが強く、
そこに深く関わった国と
そうでない国に分かれている感じもありました。
日本や韓国といったアジアの強豪はそこに深く関わり、
「海外組」の召集に苦労したように見えます。
アメリカやカナダのようにMLBの選手を召集するのを
ハナから諦めているような国もあったような気もします。
国境をまたぐようになると、
こういう問題がいつまでもつきまとう「永遠の難題」かもしれませんね。
それでは、また次回です。
[Web全体に公開]
この記事の前後の記事(新着順)
・いたって普通でも
2011年06月02日  [Web全体に公開]
・やっぱり見たい!
2011年05月26日  [Web全体に公開]
【閲覧中】南米は遠く?
2011年05月19日  [Web全体に公開]
・勝ち点3を取る気持ちで野球をすれば…
2011年05月12日  [Web全体に公開]
・どうにかできない?
2011年05月05日  [Web全体に公開]

0件のコメント