4年に一度はこうなる年があるとは理解できるのですが、
こんなに盛り上がっていると知ってなかなかないような気がします。
コパアメリカ・U−17と女子のワールドカップと
世界的なサッカーイベントが4年に一度
同じ同じ年に行われるのは法則的なものでありますが、
どのイベントも平均的に日本人が興味を持った年は
珍しいのではないでしょうか? 

コパは震災の影響でA代表が出場断念となってしまいましたが、
U−17と女子のワールドカップでは
それぞれの日本代表が過去最高に並ぶ好成績を残しています。
それもこれまでにない盛り上がりの要因になっているかもしれません。
一言で言えば、女子といい、U−17といい、
痛快なゲームが多い気がします。

ナデシコの話は以前しましたから、今回はU−17の話を。
アルゼンチンを向こうに回すわ、
ブラジルをあと1点というところまで詰め寄るわのU−17代表は
バルセロナみたいなすごいチームなんていわれているそうですが、
そのチームを率いていたのは元中学校教師の吉武さん。
つまり「サッカー部の顧問」だった人なんです。
「コーチとはビール飲みながら、
選手とはアイスでも食べながら
サッカーの話ができる家族のような関係になれれば」と考えて
チームを作ってここまでのことをやってのけたとか。
大分のとある中学校の先生だった頃、全国制覇を達成。
三浦淳宏さんら後に日本代表として活躍する逸材を
たくさん送り出したそうなんです。
それをきっかけに今回の監督業に至ったわけです。

市立船橋高校を全国にそのなをとどろかす強豪に導いた布監督も、
帝京高校を誰もが知っている有名校にした古沼監督も
それぞれの高校の先生ですけど
(ちなみに帝京高校野球部の前田監督も先生)、
どこにでもある公立中学の先生が
自分だからこその才能を見いだして
世界を驚かすようなことをするなんて、
ある意味シンデレラストーリーかもしれないですね。
それも、変わったことをして世界中の注目を集めるような
「びっくり人間」ではなく
誰でも知っているスポーツというもので
世界をあっといわせたわけですから、
なおのことそう思ってしまいます。
吉武さんは、今度(2年後)のU−17ワールドカップをまた目指すそうです。
世界的に名前がある程度売れた吉武さんが
2年後どんな代表を送り出すのか、楽しみになってきました。

では、また次回です。
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