22日のスポーツ紙各紙の芸能欄で大きな面積を占めたのは、前夜に横浜アリーナで行われたももいろクローバーZのライブ。切り口は各社いろいろですが、かなり注目度の高いライブだったようです。

まず驚いたのはももクロの5人以外に登場したゲストが多いこと。東京漫才の大御所である青空球児・好児、「筑波山麓合唱団」を騙って登場したデュークエイセス、アコーディオン奏者の横森良造さんとアイドルのライブとは思えない大御所の名前がずらり。そして、ももくろへのサプライズのためにと待ち構えたのが松崎しげるさんにAKB48のさしここと指原莉乃さん。おまけにキャラクターまで集まっていたとか。

さしこが「すいませーん! おじゃましまーす!」と恐縮しながら持ち込んだサプライズは、自身プロデュースで6月に武道館で開催するイベントへの出演オファー。ももクロのメンバーはさしこに「おめーよー、いい根性してんじゃねーか? 1曲歌ったら考えてもいいぞ!」と挑発。さしこはそこにのって「やってやる!」と自身のソロデビュー曲を披露。ももクロは結局出演することを了承しましたが、「その勝負受けてたつから首洗ってまっておけ!」とまたあおる。いやいや、ももクロはプロレスやK-1の試合でライブをやったことありますが、アイドル相手にプロレスチックな挑発を仕掛けるとは! 今までにないアイドルと言われるももクロらしいですね。

そして、松崎さんがあるキャラクターと一緒に持ち込んだサプライズは新聞各紙の大見出しとなった「8月西武ドーム公演」でした。単に大型ビジョンでこのことを発表するだけでも観客も本人も大騒ぎになることは間違いないでしょう。しかし、一見ももクロと関係なさそうな松崎さんが登場して、これまた関係なさそうな「地平を駆ける獅子を見た」を歌って、最後の最後で種明かしして会場中大騒ぎとは・・・。これまた1本やられたって感じだったんでしょう。しかも、西武ライオンズの球団かを歌ったのとともにライオンズのマスコットであるレオとライナが登場してももクロの衣装の一部を破ってライオンズのロゴを見せるなんて、手が込んでいます。ももクロの面々はレオとライナをリハーサルで見ていたにも関わらずこのサプライズにまったく気づかなかったというのにも驚きました。

新聞やネットのテキストだけでこれだけ興奮するライブなんて今までなかったですね。DVDが売り出されたあかつきには買ってみます。
それでは、また次回です。
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