前回、アメリカで全土を巻き込んだスポーツギャンブルを解禁してもいいだろうと考えているMLBやNBAのコミッショナーの話がスポニチのコラムで掲載された話を書きましたが、今度は産経新聞がウェブサイトで野球くじの復活に関しての記事を掲載したとか。

「復活」という言い方をしましたが、戦後まもなく「職業野球」が「プロ野球」として復活したとき、当時の日本野球連盟(現在のNPB)が当時の日本勧業銀行(現在のみずほ銀行)と手を組んでやっていたのです。ただ、八百長を危惧する声に押され長続きせず、セ・パ分立の昭和25年に廃止になってしまいました。それに、勝ち負け予想だけでなく、両チームの合計得点の下1桁の数字も当てなければ「当たり」にならないというやや複雑なシステムも敬遠されてしまったかもしれません。あと、ウィキペディアによれば、1960年代に札幌オリンピックの開催を支援するための「野球クイズ」のようなものがスポニチに連載されたこともあったとか。つまり、野球くじ復活となれば五十数年ぶりということになるわけです。

察しがついているかもしれませんが、2020年東京オリンピック・パラリンピックの開催支援のために「toto」のコンテンツを増やす形で「野球くじ」を復活させようと自民党の一部の国会議員が考えているとか。ただ、作家の玉木正之さんは「企業名を入れたチームがギャンブルにかかわるのはいかがなものか」という風に疑問の声を呈しているように、野球くじ復活のためには高いハードルがいくつもあるようです。

私はあってもいいとは思うんですよ。宝くじより当たりやすい確率でジャンボ宝くじに近い賞金をもらえる「BIG」はともかく、J2・J3の知識も浅く広く持っていないからと「toto」を敬遠する人がまだ多いかもしれない。でも、プロ野球ならばJリーグほどの広い知識がなくても勝ち負け予想はしやすいかと思うんですよね。玉木さんのような意見も理解できますが、単純な勝ち負け予想だけでいいならば、野球くじ復活を考えてもいいと思うんです。復活したら買ってみようかな? なんて思っています。

では、また次回です。
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