今回は競艇、いや、ボートレースのことを。

このブログでは競馬の話をしたことはありますが、確か、ボートレースの話をするのは初めてだと思います。ここ最近のボートレースに少々しっくりこない部分があるんですよね。何がって、昨年の春からボートレースのビッグタイトルといえるSGの大会名が「モーターボート○○」などという風に変えられてしまったんです。
全日本選手権が「ダービー」に改められるのは通称が正式名称に変わったくらいのことでまだ理解できますが、賞金王決定戦が「グランプリ」になり、総理大臣杯が「クラシック」、笹川賞に至ってはファン投票で出場者を決めるからと「オールスター」になるのはちょっと違う気がするんです。SG以外にもプレミアムG1と呼ばれるカテゴリーごとのチャンピオンシップといえる大会の名前も変更され、女子王座決定戦が「レディースチャンピオンシップ」になり、48歳以上のベテランが出場する「競艇名人戦」が「マスターズチャンピオンシップ」になりました。

わかりやすさ、親しみやすさを示すために横文字を使っているのには頭ごなしに否定するつもりはありません。ただ、やる方の立場で、ステータス感が損なわれてしまうような気がして怖いんです。特に、賞金王決定戦は賞金王決定戦であってほしかったです。もし変えるならば、賞金女王決定戦が「レディースクライマックス」に改められたのとおなじように「ボートレースクライマックス」にするくらいでよかったのではないかと思います。グランプリというなら、競輪グランプリのようにSGとプレミアムG1(女子、若手、ベテランの各カテゴリーの王者決定戦)の優勝者にもれなく出場権を与えるチャンピオンシップ的な性格が強いものにしてほしいです。結果的に賞金王が決まるレースであっても、競輪の場合はタイトルホルダーが集まるチャンピオンシップとして競輪グランプリをとられているんです。

また、褒賞制度も実施されています。SGの上位3人に金・銀・銅のメダル(大会によっては優勝者に金よりグレードが高いとされるプラチナメダルが贈られる場合も)が贈られ、SG完全制覇を達成した人には3億円相当の金塊が贈られるとか。そして、レース場の開設記念とプレミアムG1で優勝した人には純金製のメダルが贈られるとのこと。モチベーションアップには役に立つとは思うんですが…。

改革しようという気持ちはよく理解できます。ただ、やる方や見る方の思いがうまく反映されるようになることを祈ります。

それでは、また次回です。
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