最近のサンフレッチェ広島といえば、
槇野選手が主導してやるゴールパフォーマンスが注目されています。
しかし、このパフォーマンスについて
審判たちの見方がいろいろあるみたいです。
ある審判は親切にも時計を止めてやらせるし、
またある審判はある程度やらせてから「早く戻りなさい」という。
別の審判は「槇野君、勘弁してよ」と言って全くやらせないらしい。

プロの試合なんだから、
パフォーマンスを全く否定するわけにはいきません。
ただ、試合を止めてまで長々やるのはいかがなものか?
という意見も理解できます。
サッカーの場合、
試合の途中で次のプレーに移る時間をかけすぎてしまうと
「遅延行為」として審判からイエローカードをもらってしまいます。
よくある遅延行為と言えば、
リードしているチームのゴールキーパーが
試合終了間際になるとゴールキックをなかなか蹴らないということですね。
パフォーマンスも審判によっては遅延行為と見なしているようです
(「今日またやったらイエローだよ」と注意する人もいます)。

プロ野球ではエコのためと
観客を退屈させないためのスピードアップ策として
「3アウトチェンジになったら駆け足でベンチに戻る」
「コーチや監督がフィールド上の選手を集めて
タイムをかける時は選手たちにテキパキと伝える」
「アトラクションをダラダラやらない」など励行するように呼びか
けています。そんな中でパフォーマンスを工夫していると思うのが
巨人の「らみちゃん」ことラミレス選手。
ホームランを打ってベンチに下がるところで
毎年旬の芸人のギャグなどを見せています。
そのギャグの元ネタを持つとある芸人が
「もっとやってよ」なんて注文をつけたのですが、
ラミちゃんは「時間制限の中で精一杯やっている」とピシャリ。
メリハリも肝心なんでしょう。

さて、サンフレッチェに話を戻しましょう。
ナビスコカップ決勝を前日に控えた2日付の新聞に
サンフレッチェのペドロビッチ監督が
最近パフォーマンスをやらせてもらえていないことに不安を感じたのか、
選手たちに
「ゴール後にパフォーマンスをやるならすばやく集まれ。
集まるのが遅いから止められるんだ」と言ったとか。
パフォーマンスがチームのモチベーションに
不可欠なもの考えるようになってきたのでしょうか?
寛容に受け止めてもらえる指導者はそうそういないでしょう?
そんなニュースを耳にしてナビスコカップの決勝を見ていたのですが、
3ゴール中パフォーマンスをしたのは1度だけでした。
そのときにはゴールキーパーまですばやく集まり、
矢を放つ格好をしました。
しかし、他の2度はパフォーマンスをする余裕を通り抜けて
喜びがとにかく爆発しているような表情を選手たちはしていました。

ナビスコ決勝で優勝できず実現しなかった
サンフレッチェとっておきのパフォーマンス、
いったい、いつ見られるんでしょうか?
とにかく楽しみにしたいですね。

それでは、また次回です。
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