10月8・10・12日と第91回サッカー天皇杯の2回戦が行われました。
32試合あった中、いわゆる「ジャイアントキリング」はわずか2試合だけ。
そういうこともあってか、今まで以上に淡々とした感じで2回戦は過ぎました。

「天皇杯の魅力といえばジャイアントキリング」という人が多いようですが、
そもそもジャイアアントキリングとは
ランクが下のチームが上のチームに勝つことです。
例えば、地域リーグにいるチームがJ1のチームに勝つようなものです。
なかなか研究したくてもデータがあまりに少なくて、
試合で手探りしながら相手の雰囲気をつかまなければならないJ1チーム。
それに比べて相手について研究材料が豊富だし、
あたって砕けろの気持ちでぶつかってくる地域リーグのチームは
思い切りよく自分のサッカーをこなしていくんです。
だからこそ、ジャイアントキリングって起こるんでしょうね。

そういう魅力を含んだ大会を
野球でもやってほしいと思うのはわたしだけでしょうか?
NPBのいわゆる12球団に独立リーグのチームや社会人、大学、
果ては甲子園を沸かせた高校野球のチームがぶつかっていくんです。
そういう大会の構想は数年に1回くらい、
球界に多大な影響を及ぼす人がぶち上げることがありますが、
現実味を帯びたことはまったくありません。
ドラフトにどれくらい影響が及んでくるのか、
金属バットをどれくらい認めればいいかなど、
野球の場合はクリアすべき大人の事情が山ほどあるからでしょう。
ドラフトより前にこの大会が行われるんだったら
高校・大学・社会人・独立リーグの選手にとっては最後のアピールの場になるし、
ドラフトのあとにこの大会が行われるようなら
ドラフト指名を受けた選手たちの先取りパフォーマンスの場にもなります。
これからを演出するような大会という意味でも
「野球版天皇杯」実現させて欲しいです。

それでは、また次回です。
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