女子サッカー皇后杯はINAC神戸レオネッサが決勝でジェフ千葉レディースを1-0で破り3連覇を達成という幕引きを迎えました。

さて、皇后杯を最後になでしこリーグ1部数チームの監督が交代となりますが、中でも話題となったのがINACの星川監督。味方にも相手にも媚びることなく言いたいことをしっかり言う、そんなイメージを持っています。例えば今年のベストイレブン選考について。得点王争いを演じ、優勝に大きく貢献した大野選手が選ばれず、「投票券をもらった人たち(なでしこリーグ各チームの監督など)」に正当に評価されていないと怒りを露わにし、表彰式の会場から真っ先に引き上げた(途中退出したわけではないようですが)とか。また今年の皇后杯準決勝の浦和レッズレディース戦では1-0で勝ったものの地元のレッズに攻め込まれっぱなしの展開に「こんな勝ち方じゃうれしくない」と味方を斬って捨てることもあります。

そんな星川監督の次の夢といわれているのが指導者としてヨーロッパ列強のチームに乗り込むこととか。現に星川監督にはヨーロッパの女子チームからのオファーが届いているとの報道もあります。星川監督はJリーグ経験がありますが大した成績を残せずに引退。指導者になってからは分析力に磨きをかけ、選手自身が気づかない適性にも目を向けてチームを最高峰へ押し上げていきました。野球でもサッカーでも指導者が世界の最高峰といわれるような舞台にまだ立っていません。その先駆けになるなんてすごいことです。楽しみに待ちましょう。

次回はもう年明けの更新です。どうか、よいお年を。

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