ガンバ大阪のJ2降格、浦和レッズのACL出場権獲得とJ1最終節は何かと劇的なことがありました。しかし、そんなことへの感慨に浸っている場合ではないと言わんばかりに6日から「クラブのワールドカップ」こと「FIFAクラブワールドカップ」が始まりました。もう少し後かなと思っていたら、もうやってきたって感じです。

テレビを見ていると、同じ日産スタジアムでも「世界大会」をやっていると華やかさが違って見えます。代表戦でもJリーグでも感じない華やかさですね。世界一を目指して戦う選手たちの士気がそうさせているのかもしれません。たとえ「欽ちゃん球団」みたいに働きながら試合をこなすオークランドシティでも己のプライドをプロチームにぶつけているわけですし、ヨーロッパや南米のチャンピオンを倒したいという気持ちをぶつけていくチームだっている。そんな気持ちの高さというのが華やかさに通じていくんでしょうね。

さて、ホスト国枠として今回出場しているのはサンフレッチェ広島。ACLは1度経験していますが世界大会は初挑戦。でも、選手や関係者は「世界と戦える喜び」や「チーム史上最大の出来事」に関われることを誇りに思い、J1優勝を決めた直後に準備を始めていたというんです。いの一番にオークランドシティと対戦しましたが、序盤こそ緊張で勝手の悪い雰囲気になってちたものの、後半に点を奪った後は水を得た魚よろしく流れをつかんで快勝。ゴールを決めた後にパフォーマンス(今回は魚釣り)を見せるサンフレッチェらしさも発揮してくれましたから、この先はのびのびと気分よく戦えるようになるでしょう。勝ち進めば南米王者、エメルソン、ダニーロとJリーグ経験者のプレーが注目されるコリンチャンスと戦うことになりますが、思いっきり頑張ってもらいましょう。

それでは、また次回です。
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