貴乃花親方が相撲協会の「大阪場所担当部長」として、来月に行われる大相撲春場所に向けての準備でここ数日大阪市内をプロモーションのために歩き回っているようで、連日新聞各紙をにぎわしています。

昨年はいわゆる八百長問題の影響で2月の日本大相撲トーナメントとともに中止になってしまい、大阪の本場所は2年ぶり。そういうこともあってか、大阪の大相撲ファンの期待は高まっているのかもしれません。そして、その先頭に貴乃花がいるということで期待度がさらに増しているのかもしれません。

15日間通して升席のチケットを買った人に親方がチケットを直接届けるというサービスを導入し、その第1号としてJリーグの鬼武前チェアマンが会長を務める大阪府サッカー協会に貴乃花親方本人が納入したり、貴乃花親方が吉本興業の本社を訪問して会長に協力を要請したりして…場所前のプロモーション活動がこんなに報じられることは今までなかったように思います。角界が殻を破ろうとする努力が現れていると受け止められているならばいいでしょうが、貴乃花らしいプロモーションと言うだけで話が留まってしまうことがないようにして欲しいものです。

貴乃花親方と言えば多くのサッカー関係者との親交が深いことがよく取り上げられています。現に、今回の大阪プロモーションでも大阪府サッカー協会のほかにガンバ大阪のクラブハウスを訪問しています。そんな中、吉本が本格的にサッカー業界に参入するとか。なでしこリーグ1部に昇格したスペランツァFC大阪高槻に出資し、選手や関係者のマネジメントだけでなく強化・編成に関してもサポートをするというんですからかなりの気合です。そして、16日に行われた新体制のお披露目はNMB48の常打ち劇場(NMBを吉本がサポートしているため)でメンバーをゲストに迎えて行うと言うんですから、そのあたりでも本気ぶりが感じられます。今年は吉本創立100年。本業のお笑いとともにスポーツでも新しい風を吹かせるということかもしれません。

それでは、また次回です
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