11日に国立で行われた壮行試合を終えて、いよいよ五輪モードに入るU-23代表となでしこジャパン。壮行試合では明暗が分かれてしまいました。

なでしこジャパンは宮間、大儀見、澤と決めるべき人がゴールを決めて3-0でオーストラリアに快勝。90分通して大きなピンチに見舞われることもなく、ずっと流れを支配しとおしていたように見えた人が多かったのではないでしょうか? その一方で男子のU-23代表は最後の最後に追いつかれて1-1でニュージーランドとドロー。決定機をことごとく逃しているし、失点のきっかけになったミスなど不安山積みと言う印象が強かったようです。

さて、なでしこもU-23もオリンピック代表になれるのは18人(バックアップメンバーを含めれば22人)。ワールドカップよりも少なくなるわけで、限られた人数で勝利を目指さないといけません。となると、どんな人選をとらないといけないのか? なでしこの場合はワールドカップメンバーを基本にしたようで、サプライズと言えばケガからの回復具合が不安視された丸山香里奈を残したことくらい。あまり驚かれたり、批判が湧き出すことはなかったように思えます。
しかし、U-23では大迫や原口らアジア予選を戦い抜いたメンバーを削り、代表経験ゼロでも今調子のいいメンバーを起用してきました。で、壮行試合での1-1、シュートミス連発、ピンチ連発・・・なんてことになると、「○○がいれば」なんて事を言い出す人たちが続出してしまうかもしれません。なでしこのような誰でも納得できるメンバーを選べる可能性が低いと言うなら、AKBの選抜総選挙のようにファンが18人を選ばないといけないでしょうね。オーバーエイジはどうするか、所属チームへの影響をどう考えるか、ファンならば意外と心得た人選をできると思います。それに、それで負けても、陣営が選んだときよりも受け入れられるでしょう。現実離れしていることでしょうけど、考えてみてもいいでしょうね。

それでも、ロンドンは選ばれた18人で戦います。まずは、このメンバーに期待を託しましょう。

それでは、また次回です。
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