しょうがないし、これが妥当だと思いました。14日に行われる予定だった第91回全国高校サッカー選手権の決勝が大雪で中止となりました。サッカーって、落雷でもない限り、大雨だろうが大雪だろうが試合をやるものというイメージがありましたが、あの日の雪を見たら「やるほうが無茶だ」と思ってしまいました。

さて、全国高校サッカーで「水入り」となったのは1989年1月7日以来。そう、昭和天皇が崩御された(お亡くなりになった)ため、日本中服喪ムードとなりスポーツイベントというスポーツイベントがほぼすべて取りやめになったからです。この年の大会は9日に再開し、10日に決勝が行われ清水商(静岡)の優勝で決着がつきました。今回については高校日本選抜の選考やセンター試験などの兼ね合いがあったようで、日程の調整がつかなければ「両校優勝」という選択をしなけらばならない状況だったとか。

「両校優勝」って、やるほうにしても見るほうにしてもすっきりしない「最悪の選択」ではないかと思うんです。それを回避できたのは何よりで、決勝を戦う鵬翔(宮崎)も京都橘の両陣営は一様に歓迎しているようです。京都橘の監督が会見で「鵬翔の選手たちはあんな雪を見たことないだろうから…」と気遣う場面もあったとか。試合は19日(土)の昼に行うということで準決勝から2週間の間隔が出来るわけです。モチベーションを高めなおすことが出来るかどうかで優勝できるかどうかが決まってきそうですけど、全力を尽くして「あんな雪の中でやらないでやっぱりよかったね」といえるような試合が出来れば何よりだと思います。

それでは、また次回です。
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