ザックジャパンの話は来週からのコンフェデレーションズカップでいくらでも話せるでしょうから、今回は野球の話を。

NPB公式球(統一球)の仕様が変わっていることを事務局の担当者数人しか把握していなかった問題が大事になっているんですよね。
「今更公表してどうする? むしろシーズン終了(11月ごろ)まで黙っていてくれればよかったのに」
という意見もあるようですが、NPBが統一球に不具合があってそれをメーカーに修正してもらった経緯を12球団と選手会、審判部それぞれにちゃんと言えば、飛びやすいボールになったとしてもメーカーの人たちが直した結果だからと理解できてこんな大騒ぎにならなかったでしょう。コミッショナーが「私は不祥事をやったわけではない!」というのを「けしからん! そんなことを言っているならやめちまえ!」とブッタ斬られることもなかったでしょう。

こういうものの問題って、サッカーではありえないことなんでしょうかね? 毎年Jリーグの公式球についてはメーカーと商品名をはっきり公表していますし、もっともFIFAもワールドカップや各年代の世界選手権で「今回はこれを使います!」と公式球を派手に発表していますよね。そしてそれを参加するチームにいち早くなじんでもらおうと練習でボールを使えるように配慮をしているところもあるんですよね。

野球でもこういうガイドラインが出来れば問題なんか起きないだろうと言い切ることは出来ないでしょうが、コミッショナーが12球団と選手会と綿密に連絡を取り合う場所があるとないとでは違うんでしょうね。誰も知らないうちに闇から闇へ物事を遂行できる「必殺仕掛人」のような身の回りの堅さも必要かもしれません。「ばれちゃーしょーがない!」と開き直る感覚も必要かもしれません。でも、特殊能力という部分もあるかなとも思います。信頼関係を壊すことがないような対応をNPBには期待します。

それでは、また次回です。
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