今季前半の話題の中心となっていた大宮アルディージャのベルデニック監督が11日に解任されました。直接の原因は夏場に入って5連敗という大失速だったようですが、チームの内紛も原因にあるという報道もあります。

地元の新聞では、「ACL進出の望みがまだあるのに解任に至ったとは…」と5連敗からチームを立て直してJ初の3連覇にたどり着いた鹿島アントラーズのケースを引き合いに出しながら驚きの反応を示していましたが、その一方で解任に至るに仕方がない事情もあったともしています。
5連敗の間に監督と選手の間の溝が深まったこと、そして現場から距離を置いた位置にいた小倉勉さんとの確執も修復できなかったということもあります。監督は小倉さんなど自分以外のスタッフが選手へあれこれとアドバイスすることが許せなかったし、選手たちは頑固な監督に困っていたし…悪い連鎖が連なってしまったから大鉈を振るわないといけないと、クラブは考えたそうです。

上位争いをしているチームの監督が病気で動けなくなった(川崎フロンターレを率いていたころの関塚監督は心臓の病気でドクターストップがかかって辞めたことがあります)わけでもないのに解任されたことも驚きですが、その後に社長が解任の理由を説明する会見を開くのにも驚きました。ここまでしなければいけないくらいの大事になってしまったのかという意味でも驚いていますが、いちいちこんなことをしなくても…という気持ちにもなっています。このお家騒動、どういう形で収まるんでしょうか?

それでは、また来週です。
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