日本代表のハリルホジッチ監督がまた新しいことをやったとか。

ワールドカップアジア2次予選の組み合わせが発表された14日、ハリルさんは組み合わせ決定を受けての記者会見とJ1・J2の各チーム代表者が集まるJリーグ実行委員会に顔を出していました。それ以前からハリルさんには希望通り自分の仕事部屋が日本サッカー協会の本部があるJFAハウスに作られていて、暇さえあればそこでデータやビデオ分析などの仕事をしているそうですが、この日は普段の仕事部屋とは違うところでたくさんの関係者と会うためにJFAハウスを歩き回ったようです。新しいことはJリーグの実行委員会でありました。

各チームの代表者が集まる前で、なんと、先月の代表合宿の際に行われた各選手の健康診断のデータを見せたんです! 「選手それぞれにスピードがあるが、スピード感のある試合をしてほしい」と要望をしつつ、です。特に新聞各紙が大きく取り上げたのは体脂肪率のデータ。30人以上いる選手のデータがずらりと並ぶ中で、どの選手も体脂肪率を10%以内にするようにチームでも取り組んでほしいと注文付けたんです。ただ、この検査は簡易検査だったため、誤差がかなりあったようです。検査を受けていた選手の中には普段の数値より3ポイント以上高くでていたとか。

それはともかく、代表チームを強くするためには各チームのみなさんの協力も必要だとと具体的なデータで伝えるなんて今までにないこと。思いを分かりやすい形でうまく伝えているように見えます。斬新さが目立っていますが、とにかく方法にこだわらないで自分のやりたいことを伝えたいという心意気はよくわかります。ハリルさんは今度、どんなことをするんでしょうか?

では、また次回です。

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