今年最初の3連休で、バレー、ラグビー、サッカーと高校スポーツが大いに盛り上がりました。中でも男女の高校サッカー決勝はびっくりする展開が待っていました。

10日は女子の決勝。開始3分で1点ずつ取り合う展開の速さに驚き、そして、後半にゴール連発で一気にひっくり返してしまう。そんな流れで藤枝順心(静岡)が3-2で神村学園(鹿児島)を破り、9年ぶり2度目の優勝を果たしました。藤枝はベスト4以上の常連になっているような実力校でしたが、日ノ本学園(兵庫)や常盤木学園(宮城)が優勝回数を重ねていく中なかなか優勝に縁がない学校でしたが、9年ぶりの優勝とは意外でした。そのうえ、なでしこリーグに多くの選手を送り出している神村は2連覇した2005年度以来10年ぶりの決勝進出だったというのもまた意外な感じでした。TBSテレビの中継でしきりに紹介されたエピソードですが、インターハイ出場を創部以来初めて逃してしまう屈辱を味わい「もはや強い神村の時代は終わった」と言われたというのも意外でした。

11日に行われた男子の決勝は東福岡(福岡)が5-0で国学院久我山(東京)を圧倒して17年ぶり3度目の優勝を果たしました。後半だけで4点も取る東福岡の前では初めての決勝に臨んだ久我山は地力の差を見せつけられた感があります。5年前に滝川第二(兵庫)が5点取って優勝しましたが、この時は負けた久御山(京都)は3点取り返して粘っていました。厳しい言い方になってしまいましたが、久我山はもっと攻めていってもよかったかと思います。意外なのは東福岡にはプロ入り内定の選手がいないというんです。戦力的なことを考えたら、2人、3人とプロ入り内定選手を抱えている青森山田とか星稜(石川)が有力といわれていましたが、チーム力を見せた東福岡、久我山は意外ではあってもすごいインパクトを見せたかもしれませんね。

では、また次回です。
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