16日発売の東京スポーツ裏1面で、団体の垣根を越えたプロレスオールスター戦が来年2月に行われる見通しとのニュースが掲載されました。昔よりかは団体間の垣根は低くなって違う団体同士の選手の試合が多くなっていますが、大同団結でのオールスターが開催されるのはかなり画期的なことのようです。

今回のオールスター大会はジャイアント馬場さんの没後20年の追善興行という形で行われるということですが、今年4月に亡くなった馬場さんの妻・元子さんが生前に「2019年に没後20年を迎えるのに合わせて何かしらのイベントをやって馬場さんを偲びたい」と近い人に話していたのがきっかけだったとか。日本のプロレス人気をアントニオ猪木さんらと共に確固たるものにまで押し上げた馬場さんだからこそ、こういう構想が持ち上がっても反対する人はきっといないでしょう。大手団体の全日本、新日本、ノアに加えて、馬場さんと縁が深い選手が所属する団体も協力を惜しまないということですし。

東スポによれば実現すれば4例目となるというオールスター大会。最初は東京スポーツ創刊20周年記念事業として1979年に行われた大会で、日本プロレスから新日本・全日本が分立してから初めて馬場・猪木コンビ(日本プロレス時代にはBI砲と呼ばれていた)が結成されて盛り上がったそうです。その後、東日本大震災復興支援イベントとして東京と仙台で開催され、来年にジャイアント馬場没後20年記念の大会が実施されれば7年ぶりになるそうです。

私はバスケットボールの国内主要リーグがNBLとbjリーグに分かれていた頃にプロレス団体のような分かれ方をしたからプロレスのように然るべきときに交流大会をすればいいなんて言ったことがありましたが、それはプロレスオールスターのような大々的なものが行われる前の段階の団体間交流をイメージしていたとはいえ、軽々に例え話に使うのは乱暴だなと今回の報道を見て感じているところです。

では、また次回です。
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