26日、広島が地元でセリーグ3連覇を決めました。セリーグで3連覇を果たしたのは巨人以外では初めてだったとか。パリーグでは南海西鉄阪急西武とリーグで一時代を築いたチームが3連覇を経験しています。南海西鉄はリーグ創生期から昭和30年代前半にかけてライバル同士として一時代を築いたし、阪急は昭和40年代前半、西武は昭和の終わりから平成にかけて黄金期を迎えた事を考えると、巨人含め3連覇というのはリーグで一時代を築くことの証かもしれません。

大物選手をFAで迎え入れて強くするわけでなくコツコツと若い力を育て、メジャーである程度の実績を残した人でなくドミニカの志ある若者を送り出すと言う風に、地に足をつけた強化法が結実したからと言えるかもしれません。サッカーでも大物選手を何十億円ものお金を使って獲得してチームを一足飛びに強くするのではなく、ユースなどの下部組織からのたたき上げを優先的に起用してチームをコンスタントに強くしてリーグ屈指の強豪になるチームがあります。コツコツと育てるとチームの根底を流れるようなものが簡単に揺るぐことがないものになってくるものだと思います。広島にもそういう揺るぎないものがあるかもしれません。

今度はクライマックスシリーズ。どのチームが進んでくるかわからない状況ですが、昨年は横浜DeNAに下克上を許してしまいましたから、今年は絶対に突破したいという思いがあるでしょう。そのあたりを感じつつ、楽しみにします。

では、また次回です。
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