マシントラブルで更新が遅くなりました。申し訳ありません。

1日に決勝が行われたサッカーのアジアカップで日本はカタールに1-4とまさかの大敗を喫しました。2022年に中東で初開催となるワールドカップに向けて強化を進めているカタールとしては3年後に弾みのつく優勝になるかもしれません(ワールドカップ前年に行われるリハーサル大会のコンフェデの出場権はどう扱われるのか気になります)。

中東の国々ではいろいろな形でスポーツを活用した国づくりを進めています。とりわけカタールは熱心です。2010年のアジア大会を成功させたりF1を中東で初めて招致したりして、ついには2022年ワールドカップ招致に至ったわけです。選手集めにもあの手この手を繰り出しています。カタールというのは国民の9割が外国出身者というお国柄ということもあってか、世界的に飛躍する期待できる逸材にカタールの国籍を取得させる動きがあります。今回優勝したサッカーの代表選手にもそういう形で国籍を取得した選手もいたとか。同じ中東のバーレーンではケニア出身のマラソン選手がバーレーンの国籍を取得してから成績を伸ばすようになって、世界の勢力図が大きく変化しています。

今回のアジアカップの舞台となったUAEではサッカーのクラブワールドカップをおととし、昨年と招致し、昨年の大会では地元のチームが見事銀メダルを獲得しました。そして毎年3月終わりか4月初めには世界的な競馬の祭典「ドバイワールドカップデー」が行われ、競馬先進地域のヨーロッパや日本の強豪が集まるようになりました。各部門の優勝賞金は世界最高水準で、日本のジャパンカップと双璧をなすまでになりました。首都のアブダビではF1も行われていますし、あらゆる種類の格闘技の大会「アブダビコンバット」も世界的な盛り上がりを見せています。21世紀は中東という場所もスポーツのホットスポットになるかもしれません。

では、また次回です。

[Web全体に公開]
| この記事のURL

1件中 1~1件目を表示


1