文化の日である3日は競馬のJBCデー、オートレースの日本選手権決勝と大勝負が相次ぎました。それぞれに感動的な出来事がありました。

競馬のJBCは毎年持ち回りで行われる地方競馬最大級のイベント。昨年までは2000mを基本とする「クラシック」、1200mを基本とする「スプリント」、牝馬限定の「レディスクラシック」の3部門で行われていましたが、今年からはこれに「2歳優駿」も加わり4部門で競われるようになりました。また、会場はこれまで1か所だったのが2か所に分散されるようになりました(今年は東京・大井と北海道・門別)。新たに加わった門別の「2歳優駿」で地元ホッカイドウ競馬所属の馬が優勝。しかもワンツーフィニッシュとなりました。ダートの2歳馬に限ればホッカイドウ競馬の馬は中央競馬の馬と引けを取らないレベルではありますが、初代王者に地元の馬がなることはJBCの意義を体現しているような気がしてうれしくなります。また、大井で行われた「スプリント」でも地元の馬が優勝ということで、JBC20回目にして初の地方所属馬複数部門制覇も達成されました。JBCはまだ外国馬に開放されてはいませんが、中央と地方の馬が切磋琢磨しレースの権威を高めあうようになることを期待したいです。

一方、埼玉県の川口オートレース場ではオートレース最高のタイトルである日本選手権の決勝が行われ、SMAPのメンバーを脱退してオートレース選手に転身した森且行選手が優勝。転身直後から注目の的となっていましたが、意外なことになかなかビッグタイトルには縁がなかったんです。オートレースの最高レベルの大会であるSG初制覇の最年長(46歳)・最遅(デビュー24年目)記録になったそうです。最近でこそ女子レーサー1期生の佐藤摩弥選手とともにPRポスターに登場するようになりましたが、それまではレーサーとしての実力がついていないからとメディア露出に積極的ではなかったそう。先行していた2人が接触、落車した流れで得た漁夫の利だったといえばそれまでですが、それなりの大きな看板を背負えることが示せたのではないかと思いますが。

祝日、何かと盛り上がりました。では、また次回です。
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