新型コロナウイルス感染拡大の影響がまだ完全に収まらない日本国内ですが、日本より早く流行した日本以外の国では普通の生活が徐々に戻ってきているようです。スポーツの仕事もしかりで、先月の台湾に続いて5日からは韓国でもプロ野球リーグが開幕しましたし、ドイツでは今月後半にサッカーのブンデスリーガが再開する見通しになったとか。また、フランスでは近く競馬の開催が再開される見通しになっていると聞きます。

ただ、普通通りとはいかないようで韓国プロ野球もブンデスリーガも無観客開催なんです。ですが、それなりの工夫もあります。スタンドにはファンから募集した写真パネルが並び、メッセージボードも添えられています。韓国と台湾ではチアリーダーなどのパフォーマンスは普通通りにやっているそうです。少しでも普通に近づけるための努力はしているわけです。NPBでも無観客での公式戦開催が現実味を帯びていますがこれらの工夫もいいきっかけになるかもしれません。少しでも普通に近いところでプレーできることをただただ祈るのみです。

一方で24日に延期していた大相撲夏場所は中止になりました。3月の春場所同様無観客開催を模索していたようですが、4月に入って親方・関取含め6人の感染が判明し、政府の緊急事態宣言の適用期間が開催期間と被る5月いっぱいまで延長することになったのが中止の決め手になったとか。更に7月場所は2週間延期が公表されたうえ、会場が名古屋のドルフィンズアリーナ(愛知県体育館)から両国国技館に変更されるとか。700人近い協会員が一斉に移動するリスクを考慮したことと延期予定期間に別のイベントでドルフィンズアリーナがおさえられていたことが原因だとか。三密を回避できないと普通に近づけようとしても近づけない。ゴールデンウィーク中にやる予定だった静岡の日本選手権競輪も170人近くが集まる大会では…と中止が決まりました。

決して簡単ではないかもしれませんが、普通には近づいていることは確かかもしれません。では、また次回です。
[Web全体に公開]
| この記事のURL

新型コロナウイルスの感染拡大の影響でJリーグ、NPBともに少なくとも6月前半までは休止する方向で調整が進んでいるとか。一部の報道では最速の開幕日がNPBは6月19日、Jリーグは6月13日になる見通しだとか。そんな時だからこそという試みがいろいろと行われています。

プロ野球やサッカーの完全中継を売りにしているCSのスポーツ専門チャンネルは予定していた放送枠を何としてでも埋めなければならないわけで昨年の試合から名勝負をピックアップするような編成を組んでいるようですが、もっとすごいことをしたのが文化放送です。往年の名勝負を長い時間を割いて再放送したんです。埼玉西武に松坂大輔投手が復帰したのを記念して、一軍公式戦初登板の試合とオリックスでプレーしていたイチロー選手と初めて対戦した試合を4月21日から2日間にわたって放送したもの。放送時間が3時間と限られたため完全な形での放送ではなく松坂投手が登板している部分のフルサイズと西武打撃陣やリリーフ陣の奮闘ぶりのダイジェストという組み合わせにはなりましたが、21年前の興奮を再び味わえたと評判が良かったとか。

数分のダイジェストという形で往年の名勝負を振り返る企画はラジオ各局で放送されてはいますが、大部分を聞かせるというのはなかなか開幕しない時期だからこそできた企画かもしれません。権利関係がクリアできればという条件はありますが、もしかしたらプロ野球の歴史に残る大きな試合の再放送をラジオ日本やニッポン放送、ほかのいろいろな地域のラジオ局も乗り気になってくるのかな、いやなってほしいと思うところです。巨人のV9時代や王貞治さんがホームラン記録を打ち立てる時代だと音質があまりよくなくてAMでは違和感なくてもFMで聞くと違和感が…というのも時代を感じる様相になるかもしれません。わずかな時期ではあるかもしれませんが温故知新を楽しみたいですね。

では、また次回です。

[Web全体に公開]
| この記事のURL

2件中 1~2件目を表示


1