テレビの話は最近だと「笑ってコラえて!」(日本テレビ系)で28代横綱・栃木山の話が紹介されたことをしましたが、今回は純粋な感じになるでしょうか。23日、TBS系(地元チームのプロ野球中継に差し替えられた一部地域を除く)で「東大王」3時間スペシャルが放送されました。後半の95分が生放送という、クイズ番組としては珍しい構成だったんです。

番組が始まって3年半経ち放送回数が100回になったのを記念した、番組初となる一般視聴者と東大王チームの対決という特別企画。3000人余りの応募者から選ばれた12人が生放送パートに進出となりましたが、勝ち残った人たちはただの素人ばかりではなく過去のテレビ番組で高額賞金や海外旅行を獲得した人も含まれていました。だからこそ、レギュラー放送に登場するインテリ芸能人も手を出さないギャンブル的な早押しをしてみせたり難読漢字を誰1人間違えずに全部答えてしまったりして大いに盛り上がりました。最終ラウンドは40分連続早押しクイズ(WWEの60分マラソンマッチ=アイアンマンマッチとも=のような正解数の争い)ということで場が持たないのではないかという不安がありましたがそれも杞憂に終わりました。

ただ、歴戦の雄と言われるような人でも、名前を聞いてもピンときませんでした。「アメリカ横断ウルトラクイズ」(日テレ)や「FNS1億2000万人のクイズ王決定戦」(フジテレビ)、「石坂浩二プレゼンツ・史上最強のクイズ王決定戦」(TBS)のような大型クイズ番組が多く放送された昭和50年代から平成のはじめころまでは人気クイズプレーヤーと言われるような常連出場者が何人もいて、そういった人たちを勝手に顔なじみと思い込んだものです。ご健在なら今年の誕生日で82歳になる「…ウルトラクイズ」初代王者・松尾清三さんとか、「…ウルトラクイズ」王者で埼玉県主催のクイズ大会でプロデューサーにもなった能勢一幸さん、恐らく昭和最強のクイズ女王であろう石野まゆみさん…。こういう人たちが登場するとワクワクするものでした。かなうなら、20代そこそこの東大王と若くても50過ぎのレジェンドの生放送早押しマラソンマッチを見てみたいです。82歳の松尾さんと東大王メンバー最年少の岡本さんとの年齢差は60以上。年の差対決もいいのではないでしょうか。

では、また次回です。
[Web全体に公開]
| この記事のURL

1件中 1~1件目を表示


1