8日に東京2020オリンピックが終わりましたが、感慨に浸る余裕が特にヨーロッパではないようなんです。日本では昨年の中止を経て2年ぶりの開催になった夏の甲子園が始まってまた違う盛り上がりを見せていますが、ヨーロッパ、特にスペインでは「オリンピックどころではない!」とやきもきしている人が多かったようです。

アルゼンチンから13歳の頃に渡り21年に渡ってバルセロナで成長、活躍し続けてきたメッシ選手がついに離れることになったのです。6月ころから退団か残留かと情報が錯綜していてバルセロナの人たちばかりか、スペイン中の人たちがメッシ選手の動向を見守っていました。それが今月になって退団決定、そして9日にフランスの名門であるパリサンジェルマンに移籍することが明らかになったのです。バルセロナの人たちはメッシ選手を悪く言うことはあまりなかったようですが、手放してしまったクラブに不信感をいだいているらしいですね。メッシ選手は21年に渡ってお世話になったクラブに感謝の気持ちと別れの寂しさがあったか、退団発表の時には大泣きに泣いていたそう。年俸が高すぎてさすがのバルサでも抱えきれなくなったのではという噂もありました。アメリカのメジャーリーグなどにあるような年俸高騰球団に対する「サラリーキャップ」(ぜいたく税)制度があるわけではなさそうですが、高額年俸は大きな負担になったかもしれません。

それに対して移籍先になったパリの人たちは大熱狂。「密」になってしまわないか心配になるくらいのファンが加入会見が行われる会場の近くに殺到したそう。テレビのニュースでもかなり大きく扱っていたそうです。オリンピックが終わったから興味はメッシ一色になっていたかもしれません。秋からのシーズンでメッシはどんな働きをするのか…。今は想像つきません。大谷翔平選手をめぐってアメリカでこれくらいの大きな騒ぎが何年か先に起こるのでしょうか? では、また次回です。
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