競馬のフェブラリーステークスが20日(日)に行われます。
東京競馬場のダートコース1600mで行われる
中央競馬今年最初のG1レースです。
スタートから少しだけ芝コースを走ってダートコースに入るという、
中央競馬の競馬場らしいコースレイアウトで
中央競馬と地方競馬のダート実力馬がしのぎを削ります。

と、言っても、地方競馬の馬がなかなか中央競馬の舞台では
活躍しにくい気がするんですよね。
芝の重賞レースに「チャレンジする」馬が
クラシック戦線を中心にいることはいますが、
中央競馬の馬を「倒しにいく」馬が
なかなかでてこない気がするからだろうと思います。
しかし、今年のフェブラリーステークスには
「打倒中央競馬」に燃える馬がでてくるようです。
それが船橋競馬所属のフリオーソ。
ドバイの王族が中心になって経営しているオーナー集団
「ダーレー」の日本法人が所有する馬の代表的存在と
してよく出てくる馬です。

フリオーソのホームと言うべき
南関東の統一G1である船橋のかしわ記念、大井の帝王賞、川崎記念などで
中央競馬の強豪を倒して優勝していますが、
フリオーソにとってのアウェイである
中央競馬のG1では優勝経験がありません。
小回りな地方競馬のコースと比べて勝手が違うのに苦労しているのか、
それとも見たことない大勢の観衆に驚いて
レースに集中できなくなってしまうのか・・・
原因は一つにまとめることができないし、断定することはできませんが、
悔しい思いをしてきたことには変わりありません。
ただ、今年はフリオーソにとって大きなチャンスだろうと言われています。
中央の強豪中の強豪と言われる馬たちが海外に照準を合わせたり
去年の疲れがとれてなかったりしてこのレースに出てこないし、
手綱を執るのが中央のG1を多く獲得している
ミルコデムーロということで「鞍上強化」と言われています。

地方の馬が中央のG1で優勝すれば
10年以上前に岩手のメイセイオペラが優勝して以来となります。
しかし、贅沢かもしれませんが、寂しさも覚えてしまいます。
メイセイオペラが勝ったときは元々この馬に乗っていた
菅原勲騎手が騎乗して優勝しています。
しかし、今回は元々乗っていた南関東の戸崎圭太騎手ではなく
初騎乗の中央のミルコデムーロ騎手。
勝利のための選択かもしれませんが、
地方競馬の馬に地方競馬の騎手が乗って
中央競馬の馬と騎手を倒した方が
地方競馬ファンの喜びが大きいのではないでしょうか?
でも、そういう贅沢を言う人間を
黙らせるような勝ちっぷりをみせるのも一つの手です。
そうすれば、中央競馬のファンも拍手をするでしょう。

ともかく、当日はフリオーソをテレビを通じて応援してみたいです。
それでは、また次回です。
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