もろもろばたばたとしてしまい、木曜更新とはいきませんでした。
申し訳ありません。

この1カ月半で分かったことがあります。
それは誰かのために戦える人間は強いということです。

東北楽天の嶋選手会長が4月29日に行われた
仙台での公式戦を終えた後のセレモニーで行ったスピーチのなかのフレーズです。
それをいみじく感じてしまうのが、ベガルタ仙台の奮闘ぶりです。
昨年のベガルタはといえば、
最終戦でJ1残留を確定させるのがやっとというチームでした。
しかし、今シーズンはJ1とナビスコカップ併せて11試合連続負けなし。
リーグでは首位争いを演じています。
補強の目玉だったマルキーニョスが原発問題への不安からか、再開を待たずに帰国。
ほかにも主力級選手が相次いでけがで離脱してしまい、
言ってしまえば「目も開けられない」状況になっていまたようです。
しかし、ザックジャパンに大抜擢された関口や赤嶺らが活躍。
守りの面ではリーグ1、2を争う失点の少なさを誇るまでになりました。
そして、ユアテックスタジアム仙台はいつでも満員。
6月15日のガンバ大阪戦は、平日の昼間に行われたにもかかわらず
1万4000人も観衆が集まります。

震災直後、ベガルタの選手の多くは被災地から離れずに、
支援活動しながらできる範囲で練習した方がいいと考えたといいます。
力を与えてくれたサポーター、
いや県民を何かしらの形で支えたいという重いが強かったのかもしれません。
しかし、まとまった練習時間がないと
サポーターそして県民に無様な姿を見せてしまうかもしれない。
ジレンマがあったでしょう。
そして、浦和や市原での合宿に踏み切り、チーム力を高めました。
それが今のところ功を奏しているようです。

11試合連続無敗のうちの最初の半分は
「負けないでいるのがすごい」といわれていましたが、
リードしていても最後の最後に追いつかれるゲームが増えると
「勝ちきれない」なんていわれるようになりました。
それだけベガルタへの期待度が高まっているのだろうと思います。
さて、6月18日で震災から100日。
ベガルタはアウェイでアルビレックス新潟と対戦します。
果たしてこの快進撃はどこまで続くのでしょうか?

では、また次回です。
[Web全体に公開]
この記事の前後の記事(新着順)
・貪欲ですかー!
2011年06月30日  [Web全体に公開]
・年に何度かのお楽しみ?
2011年06月27日  [Web全体に公開]
【閲覧中】誰かのために…
2011年06月18日  [Web全体に公開]
・「読み干す」一冊!?
2011年06月09日  [Web全体に公開]
・いたって普通でも
2011年06月02日  [Web全体に公開]

0件のコメント