このブログがサッカーブログでないことを証明するためにも、今回はこの話を。

今月13日から都市対抗野球が東京ドームで行われています。これまでよりも1ヶ月以上早い開催ではありますが、連日スタンドには熱心なファンや応援の方々がたくさん集まっています。

企業の野球部が参加することが多いので、子会社だったり、取引先だったり、応援に駆けつける人の中には「大人の事情」いや「大人だからこそのつながり」で来る人もいるようですが、一つになれるすごさをスタンドでは感じることが出来ます。ワンプレーごとに湧き上がるどよめきというのは、高校野球やプロ野球で聞こえるそれとはちょっと違うかも知れません。「みんなで仲間の背中を押そうよ! 会社と関係ない人も一緒に!」なんて雰囲気が感じられるんです。私がそういう空気を持った東京ドームが戻ってきたことがうれしいんです。だから、今年はここまで2回ほど出かけてきました。ブラスバンドに乗ってチアリーダーの1人がマイクを握って歌い、ワンプレーごとにスタンド全体がワーッと盛り上がっているのを見ると夏だなって思うんです。

ただ、悔しいのは地域によってこの盛り上がりがスタンドと会社中心の「大人だからこそのつながり」に留まることがあるということ。以前このブログでも書きましたが、都市対抗野球に関するニュースの扱いが高校野球と比べてあまりに小さい地域があって愕然としたことがあります。高校野球ならば夏の甲子園予選となる大会はもちろん、春と秋の県大会でも見開き2ページで伝える新聞が、都市対抗だとイニングスコアと通信社から受けた数行の記事に地元向けの味付けをちょっとした程度のものを載せるだけってことがあったんです。高校スポーツって、学生から保護者、地域へと支援の広がりが出来やすいから情報として取り上げがいがあるのかもしれません。社会人野球だって会社の周りにある地域に支援の広がりと言うものがあるはずです。郷土芸能の太鼓グループや地元の少女チアリーダー、地元の中学・高校のブラバン部などが現に東京ドームで応援に加わることだってあるんです。こういうつながりをきっかけに高校野球に負けるとも劣らない盛り上がりを築けるのではないでしょうか? それがあってこそ、都市対抗の存在価値がはっきりと証明できるものだと思います。

まじめすぎましたかね? ついでに・・・
「ブラバン甲子園」というCDが数年前に人気を集めましたが、社会人野球版のCDってできませんかね? 各社のオリジナルが多いので版権の問題があるかもしれませんが、まとめて聞いてみたいんですけど。

それでは、また次回です。
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