8日、9日とサッカー天皇杯2回戦が行われました。

毎年のように上位のチームが下位のチームに負ける「ジャイアントキリング」が起きるのですが、今年はすごいことになりました。何と、前回優勝のFC東京がJFLの横河武蔵野に、J2首位のヴァンフォーレ甲府が地域リーグの福島ユナイテッドに、J1で首位争いを演じているサンフレッチェ広島が地域リーグのFC今治に敗れてしまったのです。同じ土俵の上でガチ勝負するわけですから、ありえないと切り捨てるわけにはいきません。とりわけサッカーと言うのはほんの些細なミスをプロの選手がやらかしたらアマチュアの選手でも楽に得点できてしまうスポーツです。だからこその魅力が天皇杯にあるのです。

もし、天皇杯のようなプロアマオープン大会が野球にあったなら。こういう話は時々メディアで取り上げられたりします。野球ファン同士の酒飲みの肴にもなったりするでしょう。ファームと社会人・大学との交流試合では、社会人・大学のチームが勝つようなことが多くなっていますが、一軍の選手が多くなるとそうはいかないでしょう。ジャイアントキリングはそういう状況ではおきにくいでしょうね。ましてや、高校生が木のバットを持って一軍のチームと勝負しようとするものならば、コテンパンにやられてしまうでしょう。ただ、それは今だったらばの話。何年か経つとジャイアントキリングが出来る素地が出来ているかもしれません。高校とプロの関係は雪解けムードではありますが、プロの選手が自由に母校で後輩の選手と一緒に練習することがまだ出来ません。ましてや試合なんて…という状況です。オープンな関係になるのはいつのことになるのでしょう?

それでは、また次回です。

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