Jリーグ誕生20年のメモリアルデーまで2週間を切ろうという1日、ACLは予選ラウンドが終わりました。ふたを開ければ、柏レイソルが圧倒的な力の差を見せて予選突破を決めたものの、他の3チームは予選敗退に終わりました。中でもベガルタ仙台は逆転負けでブロック2位から最下位に転落という何とも信じられない結末となりました。

レイソルはアウェイで全勝、ホームで1勝2分の無敗。3連勝のあと引き分け2つ続いたときは、リーグとACLの両立は簡単にいかないかと思ったのですが、最後に3点とって強さを見せ付けることができて次への弾みをつけられたかもしれません。決勝トーナメント1回戦は全北現代モータース(韓国)あたることになりますが、どうなることでしょうか?

レッズは勝ち点10で全北現代モータース(韓国)と並びましたが、直接対決の成績で敗れたため(全北の1勝1分・総得点は全北5-3浦和)に予選敗退になってしまいました。レッズとしては全北にホームで逆転負けしたのが終わりの始まりになってしまったようです。全北のように、どの国に行っても1つも負けない安定したサッカーが要求されることがわかってきたかもしれません。

ベガルタは負けないことが災いして昨年はリーグ優勝を逃してしまいましたが、今回のACLもなかなか勝ちきれないで苦労した感じがします。初めてのACLで最後まで予選突破を懸けて戦い抜いたことは大きな収穫でしょう。そして、この戦いで、震災から2年経ち、少しずつ復興が進んでいることをアジア各国にアピールすることは出来たかもしれません。

サンフレッチェは3連敗のあと3つ引き分けで勝ち点3。2戦余したところで予選敗退というのは昨年のJリーグ優勝チームとしては恥ずかしいといわれるかもしれませんが、2巡目で全チームから勝ち点を取れたことはむしろ前向きに考ええていいだろうと思います。サンフレッチェはまだACL2度目。次に生かせる何かを見つければ、成長できるはずです。

日本勢が1チームしか予選突破できなかったという現実は変えようがありません。ただ、この現実を各チームやJリーグ、JFAがどう捉え、どう生かしていくのかが大事です。ひとまず、レイソルの決勝トーナメントの戦いを期待していきましょう。

それでは、また次回です。
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