モロッコで行われたFIFAクラブワールドカップ。ラジャカサブランカがホスト国代表として初の銀メダル獲得ということで大いに盛り上がりました。優勝したバイエルンミュンヘンの強さも、久しぶりに大舞台に帰って来たロナウジーニョの技もすばらしかったです。しかし、忘れてはいけないことがあります。

アジア代表として出場した中国の広州恒大。中国勢初のクラブワールドカップ出場というだけでなく、イタリア代表をワールドカップ優勝に導いたリッピ監督が率いたチームということで注目を集めたこのチームですが、準決勝でバイエルンに敗れたあとの会見のリッピ監督のコメントをみてはっとしました。
「1月から動き出してここまでやってきたから疲れがたまってきたかもしれない」
敗因を分析したコメントですが、1月から動いたっていうことはJクラブと同じような1年を過ごしてきたということなんだということに気づいてしまったわけです。中国代表ばかりかき集め、南米のとんでもない個人技の持ち主を呼び寄せたからアジアを獲ったことは間違いないでしょうが、1月から調整の仕方をうまくやればJクラブだってアジアを制し5年遠ざかっているクラブワールドカップのメダルだって手が届くかもしれません。広州がどうしてアジアチャンピオンになって、そしてクラブワールドカップでメダルに手が届きそうなところまでやれたのかをJクラブ、そしてJリーグがよくよく分析して、ACLに臨んでほしいと思います。Jリーグはチャーター機の手配などで今年はJクラブへの支援をしてきましたが、クラブが要求している日程の調整などもっと考えないといけない支援もあるでしょう。アジアに、世界に誇れるJリーグになるためにもこれからが大事です。年が変わるときに、そんなことを考えました。

今年の更新は今回が最後です。来年もどうぞよろしく。
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