Jリーグは1日のナビスコカップ予選最終戦で一区切りとなり、J1各チームは7月中旬の天皇杯初戦(2回戦)までは調整期間に入ります。海外に行って国際親善試合を行うチームもあれば、キャンプでじっくり今後に向けての課題に取り組むチームもあるとか。一方、J2・J3はワールドカップもお構いなしでリーグ戦が継続されます。J1しか見ないという方はこの機会にじっくりと、J2やJ3に移ったひいきのチームの選手たちの様子を見に行くのもいいかと思います。

さて、逆に6月に再開したのが、なでしこリーグ1部。こちらはアジアカップがあったため、5月中は中断していました。再開早々、所属チームでいい仕事を見せたアジアカップ優勝メンバーもいたそうです。そんな中で不穏な雰囲気が漂うニュースが。
浦和レッズレディースに所属するアジアカップ優勝メンバーの一人、猶本光選手をめぐる話のように新聞各紙で報じられていることがあるんです。浦和レッズの男女共通公式サイトなどでの呼びかけではさすがに誰と特定していませんが、女子チームに所属する選手へのサインや写真撮影を基本的に禁止するとか。節度ある付き合い方ができるファンやサポーターにとってはいい迷惑というところでしょう。男子チームでは練習場で写真やサインをもらうことができる日をある程度設定しているそうですが、女子は制限を通り越して禁止となったようです。

原因としては、過剰にサインや写真を迫った人がいたことなどとともに、スポーツ選手でなく女性として興味本位で写真を撮った人がいたこともあげられています(猶本選手は「長澤まさみ似の美少女ストライカー」と紹介されたこともあります)。「EX○○」「激ヤバ××」などといったタイトルの月刊写真誌に「アスリートセクシーショット」と称してハイレグレオタードに身をまとった体操選手や陸上選手、水着姿のビーチバレー選手や水泳選手に混ざって、バストの丸みがはっきりわかるようなタイトなユニフォーム姿のバレーボール選手やサッカー選手の写真もあるんですよね。キャプションを読んでいると、プロフィールが間違っていたり競技の基礎知識があればおかしいと思うような内容があったりして一笑にふしてしまいますが、妄想のネタにはうってつけなんだろうなと思うところもあります。ただ、思いもよらないところからの重圧で壊されてしまう危険が選手に及ぶのではという不安も理解できます。

フェティシズム、妄想と女子アスリートの関係がどの程度のレベルでつりあうのか、答えがすぐに出るとは思いませんが、お互い不快に思わないようにするための方法はじっくり考えないといけませんね。

それでは、また次回です。
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