ワールドカップブラジル大会が現地12日に開幕。「ワールドカップよりも子供の教育改善を!」と猛烈な反対活動が直前まで続いたり会場建設がギリギリまで続いたりしてハラハラするところがありましたが、今のところスタジアムに混乱が及ぶようなことなく進んでいるようなのでほっとしていますが…。

日本代表は現地14日に初戦を戦いましたが、1-2でコートジボワールに逆転負け。見事に出鼻をくじかれました。さぁ、こうなると気になってくるのが夕刊紙の報道。日本時間では日曜日の朝に行われた試合だったため記事が掲載されるのは翌日の紙面になります。大ざっぱな雰囲気をいえば、東スポと夕刊フジは「1次リーグ突破への秘策はあるのか?」という内容になっていましたが、日刊ゲンダイは「もはや1次リーグ敗退は決定的」というテイスト。Jリーグ創世記を川渕チェアマンと共に支えた木之本元理事の嘆きや、事実を真摯に受け止めない日本のスポーツメディアがファンをどれだけミスリードしてきたかを批判するフリーライターの意見などが並び、「負けて当たり前と思って見たほうがいい」とシメているんです。

ある芸人さんは日刊ゲンダイのことを「オヤジジャーナルのバイブル」とも「師匠」とも呼び、新聞やテレビで報じているようなニュースの切り口に違和感を持つ人たちの味方になっていると話していたのを聞いたことがあります。今回の場合、「子供が遊んでいる『ウィニングイレブン』などのゲームを見るようなものすごいサッカーをみせるヨーロッパや南米の常連国のレベルから考えると日本のサッカーは世界的には全く歯が立たない」と思ったり、「美人でかわいい選手がそろうなでしこジャパンが世界一になるのは許せるけど、チャラいのばかりの日本代表が世界レベルでデカい顔をしているのは許せない」と思ったりしているオヤジ達が「よくぞ言ってくれた!」と歓喜の声を上げているようなイメージがわいてきます。

Yahoo!スポーツのつぶやきサービスを見ていると、コートジボワール戦の試合序盤からザッケローニ監督の戦略を批判する書き込みがたくさんあったんですよね。地デジテレビ用リモコンを使って物語を筋書きを決めるドラマがよく放送されていますが、もし、日本代表の戦略をリモコンで決められるようなことになって、目の肥えたファンの支持を得た選択肢を繋げて試合をするようならば…。ここまで燃え上がるような批判はおきなくなるでしょうか?

それでは、また次回です。
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