クラブワールドカップが終わりました。22連勝でレアルマドリードが一気に優勝までたどり着きました。レアルの圧倒ぶりもすごかったですが、オークランドシティの躍進ぶりもすごかったですね。

前回のブログで「欽ちゃん球団と違ってプロも混ざっている」と言ってしまいましたが、オセアニアのどこか別のチームと勘違いしていたようでした。日テレの中継によれば、欽ちゃん球団同様、昼働いて夜練習する選手たちの集団で、チーム全体の年間予算はおよそ5000万円とのこと。そんなチームがPK戦の末、メキシコのチームに勝ってオセアニア初のクラブワールドカップ銅メダルを獲得したんです。賞金は約3億6千万円、年間予算7年分を11日間で稼いでしまったわけです。

ニュージーランドといえばラグビーの国。日本が代表に近いチームを近く送り込むというスーパーリーグが国民の興味の中心といっても大げさではないようです。その中でサッカーはワールドカップに出場したことはあっても興味はまだまだ薄いようなんです。ただ、6度もクラブワールドカップにオークランドシティが出場し、奮闘しているうちに国民のサッカーに対する興味がだんだんと高まっていったといいます。

それで、ふと思い出したことがあるんです。南米のベネズエラのことです。ベネズエラといえば政治的にキューバを見習っているということもあってか、南米で最も野球に力を入れていた国。多くのメジャーリーガーが活躍し、NPBでもマルカーノ(阪急・ヤクルト)からはじまり、アレックス・カブレラ(西武・オリックス・ソフトバンク)、ロベルト・ペタジーニ(ヤクルト・巨人)、アレックス・ラミレス(ヤクルト・巨人・DeNA)と一時代を築いた選手が現れました。そのせいか、サッカーはあまり盛んでなく、ワールドカップの南米予選では常に下位に低迷し、ブラジルやアルゼンチンのような強豪がベネズエラに苦戦するだけでも番狂わせといわれる始末。あるキャスターがこの苦戦を伝える時には「野球の国に苦しめられた」ということもありました。しかし、最近はサッカーも負けず劣らず強化されているようで、ワールドカップ南米予選やコパアメリカで最下位が指定席なんてこともなくなってきました。ふざけたことを言ってしまいますが、日本-ベネズエラといえば、サッカー日本代表の試合じゃなくて侍ジャパンの強化試合かと思うこともありました。でも、最近はサッカーでも日本代表はベネズエラと対戦するようになりました。そして、簡単に日本が勝てなくなってきたわけです。

世界というのはサッカーではなんとなく狭くなってきた気がするのは私だけっでしょうか?

今年最後の更新になります。どうかみなさん、よいお年を。
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