ひとまず今年限りになる明治安田生命Jリーグチャンピオンシップ。勤労感謝の日の23日に川崎フロンターレ鹿島アントラーズの準決勝が行われ、1-0でアントラーズが勝って、浦和レッズとの決勝に進みました。今年のチャンピオンシップには去年にはなかった特徴的なルールがあります。実は引き分けがないのです。


サッカーは野球やバスケットボールと違い、無制限に延長を続けることができないもの(バスケットボールの場合は3分の延長を何回も続けて第2、第3、第4延長とつけられます)。では、どういう風にして白黒をつけるのか? レギュラーシーズンの順位でアドバンテージをつけようというわけです。だから、引き分けもなければ延長戦もやる必要もなくなるわけです。決勝はホームアンドアウェーの2戦勝負、合計得点で優勝を争います。合計得点が同じならばアウェイゴールを比べ、それでも同じだったら、去年なら延長をやることになっていましたが、今年はレギュラーシーズンの順位が上の方の勝ちになります。

昨年、年間2位の浦和レッズと3位のガンバ大阪の準決勝で、ガンバが延長の末に勝利して決勝に進んだのを、「年間成績を軽視しすぎ」と非難の声があがったのがきっかけで今年はかなり明確なアドバンテージができたわけです(レッズが負けたという衝撃もあったかもしれませんが)。ただ、一部のファンの間ではチャンピオンシップそのものを否定している風潮もあります。以前のブログでも話したことがありましたが、ヨーロッパで生まれ育ったリーグの考え方があるからか、ホームアンドアウェーの2回総当たりで一番成績が良かったチームが一番でいいという考え方を超えることはできなかったということかもしれません。

では、また次回です。
[Web全体に公開]
この記事の前後の記事(新着順)
・終わってみれば
2016年12月02日  [Web全体に公開]
【閲覧中】ひきわけはない?
2016年11月25日  [Web全体に公開]
・ひきわけはない?
2016年11月25日  [Web全体に公開]
・次の一手は?
2016年11月18日  [Web全体に公開]

0件のコメント