4年に一度の世界一決定戦「ワールドベースボールクラシック」はいよいよ準決勝。侍ジャパンは2次ラウンドまで負けなしで勝ち上がりました。侍ジャパンは第1回から4回連続でベスト4進出を決めましたが、その一方で、今まで見たことないような国の代表を見るようになりました。

ラグビーほどではないにしていもWBCの国籍条項は結構ゆるく、野球のイメージのない国の代表チームが奮闘するようになっているみたいです。祖父母の代までにその国の国籍の人がいれば国の代表になればいいというレギュレーションがその肝にあるようです。特に今回多くの人に驚かれたのがイスラエルの活躍。実はメンバーのほとんどが現役メジャーリーガーかメジャーリーグ経験者という顔ぶれでしたが、この国籍条項に当てはまったアメリカ人選手を見事に集められたから台湾や韓国といったアジアの野球先進国を圧倒してしまったのです。

人種のるつぼといわれるような国で生まれ育った野球だからこそこういう驚きが生まれるのかもしれませんね。ラグビーだと「移民のスポーツ」といわれる性格上、その国のチームに一定年数以上いれば国籍を取得していなくても代表になれるという規定がありますが、WBCはそこまで規定はゆるくはありません。ただ、ルーツで感じる誇りというのもあるかもしれない。だからこそ生み出されるものもあるかもしれませんね。

一度は今回限りでの廃止が噂されていたWBCですが、2021年に5回目のWBCが実施される方向で関係各所と調整に入ることになったそうです。もっと面白いWBCを楽しみにしましょう。

では、また次回です。
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