4日に幕を閉じた第90回センバツ高校野球。大阪桐蔭が平成では最初で最後となる連覇を果たしましたが、いろいろな因縁が渦巻いていた決勝の顔合わせとなりました。

大阪桐蔭としては、去年夏の3回戦で現在のキャプテンである中川選手の1塁ベース踏み忘れが引き金になり逆転サヨナラ負けを喫したところから、もう次の目標はこの春での全国制覇としていたといいます。ネット上ではこのプレーの伏線に相手チームの危険な走塁があったとして中川選手は悲劇の主人公に、そして相手チームのある選手が中川選手をミスに導いた犯人にそれぞれ仕立てられ「炎上」してしまう、今時らしい「事件」になってしまいました。
一方、智弁和歌山としては、公式戦で去年夏の甲子園と秋の近畿大会と連敗していてセンバツの決勝は格好のリベンジの場と考えたか、「桐蔭とやるまでは負けるわけにはいかないとみんな思っているようで…」というフレーズが高嶋監督の試合後会見で何度も出ていました。ここまでテンションの高い智弁って最近はなかった気がします。そんな因縁もあったからか決勝はなかなか面白いゲームになったのかもしれませんね。

優勝した大阪桐蔭は2度目の春夏連覇を目指すことになりますが、期待度はかなりのもののようです。週刊誌などにはセンバツが始まる直前から「最強世代が歴史を作る」「高校球界の銀河系軍団」など威勢のいいフレーズが並んでいるようですし、智弁和歌山の高嶋監督は「強い頃のPL学園に似た雰囲気が感じられる」と発しているそうです。本物の強さが問われる夏、どんなことになるでしょうか?

では、また次回です。
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